『安曇野のナチュラリスト 田淵行男』

近藤信行

(2015年11月25日刊行,山と渓谷社, 東京, 414 pp. + 24 plates, 本体価格2,600円, ISBN:9784635310352版元ページ

『山と溪谷』誌連載記事の単行本化.とても惹かれる400ページ超の伝記.

【目次】

序章 常念岳の麓 10

 [写真]モノクロームの山(8 plates)

第1章 孤独の淵 27

 日野川のほとり 28
 海辺の青年教師 45

第2章 心の彷徨 63

 思い出のアルバム 64
 [写真]山のアルバム(4 plates)
 八ヶ岳遭難未遂事件 83

第3章 雌伏のとき 109

 蘇生への試み 110
 耐えてありたり 122

第4章 安曇野の博物誌 139

 静かなるデビュー 140
 山の博物学 158

第5章 高山蝶との出会い 193

 山と高山蝶 194
 [写真]蝶の細密画(8 plates)
 小さなラガーたち 221

第6章 山岳写真と生態写真 227

 山岳写真への疑念 228
 論争のうちとそと 237
 山の三部作 249

第7章 大雪の蝶 267

 大雪山・蝶の道 268
 未知な蝶、幻の蝶 285
 白化変種(アルビノ) 303

第8章 安曇野挽歌 315

 展望発掘の日々 316
 雪形幻想 323
 [写真]雪形(4 plates)
 安曇野挽歌 340

終章 命ひとつ 358



座談会:「田淵行男」を伝える使命[古幡開太郎・那須野雅好・中田信好・財津達弥] 377


あとがき 398
著作・参考文献 402
田淵行男年譜 406