伊藤憲二
(2023年7月18日刊行、みすず書房、東京, 2 plates, viii, 487-1007 + 134 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-622-09619-1 → 版元ページ)
『鵼の碑』で腕力の付いた読者はきっとこの分厚い巻を手に取りたくなるにちがいない。「小サイクロトロン」とか「陸軍ニ号計画」とか。
【目次】
口絵写真(2 plates)
IV 研究の開花と巨大科学への道
第16章 学振第一〇小委員会と宇宙線中の新粒子 488第17章 原子核物理と小サイクロトロン 520
第18章 生物・医学研究者として 555
第19章 中間子理論と素粒子論グループ──湯川・朝永・坂田と仁科 593
第20章 六〇インチ・サイクロトロンの建設 625
V 戦争
第21章 総動員下の学術政策 658第22章 理研における戦時核エネルギー研究 688
第23章 原爆投下と被害調査 740
VI 戦後と復興
第24章 サイクロトロンの破壊とラジオアイソトープの輸入 790第25章 学術体制刷新運動と日本学術会議 833
第26章 理研所長から科研社長へ 884
第27章 学術外交と死 928
第28章 遺産 961
あとがき 967
仁科芳雄 年譜 975
図版出典一覧 [133-134]
注記 [33-132]
事項索引 [14-32]
人名索引 [1-13]