『大博物学者ビュフォン:18世紀フランスの変貌する自然観と科学・文化誌』

ジャック・ロジェ[ベカエール直美訳]

(1992年4月10日刊行,工作舎,東京,572 pp.,本体価格6,500円,ISBN:4875021968版元ページ

【目次】
カラー口絵 ビュフォン頌
まえがき 11

野心に満ちた知的ブルジョワ

第1章 ルクレール家の社会的地位の上昇と個人的野心 22
第2章 アカデミー会員になった豪農 36
第3章 アカデミーから王立植物園へ 51
第4章 王立植物園園長 71

新たな博物誌

第5章 『博物誌』の準備 94
第6章 新しい方法論 110
第7章 地球の記述と地球の理論 125
第8章 惑星の形成について 139
第9章 発生から生殖へ 151
第10章 生殖から生命の問題へ 167
第11章 「人間の博物誌」 186
第12章 人類学の誕生 200
第13章 顰蹙をかった高名な著者 222

長い忍耐を要した『博物誌』

第14章 まじめな学究生活 244
第15章 自然と人間 270
第16章 動物から人間へ 296
第17章 同定、命名、記載 317
第18章 生物の同一性と多様性 342
第19章 種、属、科……新たな分類を目指して 366
第20章 変化するビュフォン評 399

歴史を視野に入れて

第21章 不屈のエネルギー 420
第22章 「熱情的な素質をもった幅広い視野」 453
第23章 歴史と自然 477


エピローグ:長い一生の終わりに 502
訳者あとがき 513
原註 519
文献目録 [561-551]
索引 [569-563]