『励起:仁科芳雄と日本の現代物理学(上)』目次

伊藤憲二
(2023年7月18日刊行、みすず書房、東京, 2 plates + viii, 1-486 + 84 pp., 本体価格5,400円, ISBN:978-4-622-09618-4版元ページ

ワタクシを無慈悲にも “清水の舞台” から突き落とした本。道頓堀に飛び込んだわけではありません。


【目次】
口絵写真(2 pp.)
序 —— 仁科芳雄という出来事 2

I 出自と基礎

第1章 里庄の仁科家 16
第2章 少年時代と進路の決定 39
第3章 東京帝大工科大学時代 67
第4章 理化学研究所へ、そして物理学へ 99

II 渡欧時代

第5章 欧州留学と英独物理学 154
第6章 コペンハーゲンの物理学 198
第7章 相補性とクライン=仁科の式 248

III 量子力学の伝道

第8章 仁科の帰国と新世代の物理学者たち 284
第9章 量子力学の伝道者たち 322
第10章 仁科研究室創設と「コペンハーゲン精神」 353
第11章 エックス線から宇宙線原子核へ 376
第12章 理論研究の始まり 400
第13章 台北と大阪の原子物理学 419
第14章 量子力学の哲学と戦前日本の知識人たち 439
第15章 ボーアの来日と相補性 461

 

図版出典一覧 [83-84]
注記 [1-82]