松本紘宇
(2009年6月5日刊行,現代書館,257 pp.,本体価格2,300円,ISBN:9784768469941 → 版元ページ)
「なれずし」のルーツを求めて中国を旅したレポート.最初の3章を読了した.本書にはマップがほとんど載っていないので地理的実感がぜんぜん湧かない.とにかく“広大”な国であることはよくわかったのだけど…….肉を米とともに常温発酵させるのが「なれずし」の特徴であるとしたら,何年か前に紹興の街中の料理屋で出された家鴨の肉を壷の中で米とともに発酵させたものは,今にして思えばまさに「なれずし」だったのかもしれない.