池内紀
(2012年5月11日刊行,幻戯書房,東京, 330 pp. + 8 color plates, 本体価格5,800円,ISBN:9784901998925 → 版元ホームページ)
あ,この装丁はいけません.実に罪作りだ.すりすり〜.「恩地孝四郎」関連の他の本がぜんぜん手元になかったことにいまになって気づいた.あったはずなのにと探したら,実は「斎藤昌三」の本と勘違いしていたというオチ.恩地邦郎(編)『新装普及版 恩地孝四郎・装本の業』(2011年1月20日刊行,三省堂,東京,本体価格5,000円,ISBN:9784385350585 → 版元ページ)は機会があったらゲットしておこう.
【目次】
カラー口絵(8 pp.)
序章
「自分の死貌」 11第1章
夢二学校 23
『月映』の仲間 39
版画の青春 65
『マヴォ』と『風』 79第2章
装本家の誕生 99
「人体考察」 113
『海の童話』 132
日本版画協会と『新版画』 150第3章
光の造形 169
形態の研究 189
美しい本 201
「變體活字」の時代 218第4章
『博物志』の周辺 235
「避難所」づくり 255
木版を彫らぬ版画 268
アメリカ人コレクター 280
『日本の憂愁』 294
あとがき 310
年譜 314
参考文献 321
索引 [329-324]