『実験が切り開く21世紀の社会科学』

西條辰義・清水和巳(編著)

(2014年4月20日刊行,勁草書房[フロンティア実験社会科学・1],東京,x+228 pp., 本体価格3,000円,ISBN:9784326349111版元ページ

全8巻構成のシリーズになるらしい.

【目次】


フロンティア実験社会科学 刊行にあたって[西條辰義] i
はじめに[西條辰義・清水和巳] iii


第1章 実験で〈つながる〉社会科学[清水和巳] 3
第2章 最後の1つを取りますか?──ペン選択実験[山岸俊男] 19
第3章 フレーミング効果──表現の仕方によって意思決定は変わる[竹村和久] 35
第4章 うぬぼれる欧米人? 謙虚な日本人?──自己高揚と自己卑下実験[山岸俊男] 47
第5章 われわれの価値評価は信用できるのか?──アンカリング効果の実験[兎内祥子・瀋俊毅] 53
第6章 自分が引いたクジは当たっている──制御幻想実験[坂上貴之] 63
第7章 他者の目が気になりますか?[神信人・高橋伸幸] 73
第8章 遅延割引と確率割引[丹野貴行] 83
第9章 ビジネス・ゲームへの招待──会社経営の模擬体験を通じて経営を学ぶ[磯辺剛彦・小笠原 宏] 95
第10章 最小条件集団における内集団ひいき実験[山岸俊男] 113
第11章 コンピュータシミュレーションで社会を捉える[中丸麻由子] 125
第12章 囚人のジレンマを克服するメカニズムの設計と実験──バートランド・ラッセルはなぜ変節したのか[西條辰義] 139
第13章 お米市場と助け合う買い手たち[西村直子] 157
第14章 高値で売り抜けられる?──バブル・ゲームの実験[草川孝夫] 173
第15章 実験室で住民投票肥前洋一] 185
第16章 脳神経科学の方法を用いた政治学実験──選挙キャンペーン認知のfMRI実験[井手弘子・加藤淳子・神作憲司・高野弘二] 195
第17章 人間社会科学の教室[清水和巳] 207


索引 223
執筆者紹介 226