松永俊男
(1996年11月20日刊行,名古屋大学出版会,ISBN:481580303X)
【目次】
まえがき i
序章:科学と宗教に関する研究展望 iv
第1章:イギリス自然神学の成立と発展 23
1.自然神学とはなにか 23
2.科学革命と自然神学 28
3.自然神学の確立 38
4.ペイリーの自然神学 47
第2章:地質学の発展と自然神学 59
1.ウェルナーとハットン 60
2.バックランドの地質学 69
3.歴史地質学の発展 84
4.聖書地質学の反撃 95
5.ライエル神話 100
第3章:ブリッジウォーター論集 115
1.論集の成立事情 115
2.論集の内容 121
3.論集の受容 136
4.スコットランド福音派の自然神学 141
第4章:広教会派と高教会派 151
1.イングランド教会の状況 151
2.ケンブリッジ広教会派 164
3.聖書批判学の導入 188
4.オックスフォード運動 193
5.オックスフォード広教会派 207
6.イギリス科学振興協会の設立 214
7.ゴーラム事件とその波紋 222
第5章:『創造の自然史の痕跡』の衝撃 237
1.『痕跡』の背景 238
2.『痕跡』の内容 256
3.『痕跡』の反響 265
4.世界の複数性論争 274
第6章:『論文と評論』の反響 287
1.著者たちとその論文 288
2.三大評論誌の書評 303
3.非難の渦 308
4.宗教裁判 310
5.科学者たちの反応 317
6.コレンゾウ事件 322
第7章:『種の起源』の反響 331
1.ダーウィン進化論の形成 331
2.ウィルバーフォース主教のダーウィン批判 341
3.ダーウィニズムの受容とキリスト教 353
4.科学と宗教の分離へ 358
5.イギリスの特殊性 368
あとがき 375
文献解題 [9-29]
人名索引 [1-7]