『ダーウィンの覗き穴:性的器官はいかに進化したか』

メノ・スヒルトハウゼン[田沢恭子訳]

(2016年1月25日刊行,早川書房,東京, 340 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784152095961版元ページ

ご恵贈感謝.著者・訳者より推薦者の名前が断然目立つ.この著者はオランダのライデン自然史博物館 Naturalis の研究者.どこかで見覚えのある名前だと思ったら,今世紀初頭の彼の著書が “森” の奥から出土した:Menno Schilthuizen『Frogs, Flies, and Dandelions: The Making of Species』(2001年刊行, Oxford University Press, Oxford, vi+245 pp., ISBN:0198503938 [hbk]).

【目次】
まえがき〔フォアプレイ〕 7
第1章 用語を定義せよ! 17
第2章 ダーウィンの覗き穴 44
第3章 体内求愛装置 64
第4章 恋人をじらす五〇の方法 97
第5章 気まぐれな造形家 131
第6章 ベイトマン・リターンズ 157
第7章 将来の求愛者 193
第8章 性のアンビバレンス 225
あとがき〔アフタープレイ〕 261
謝辞 271
訳者あとがき 275
参考文献 [316-281]
原注 [340-317]

良識ある早川書房は目次の翻訳にも目配りを忘れない.さすがである(笑).