『造形思考(上)』

パウル・クレー土方定一・菊盛英夫・坂崎乙郎訳]

(2016年5月10日刊行,筑摩書房ちくま学芸文庫・ク25-1],472 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784480096012版元ページ

【目次】
カラー口絵(2 pp.)
編者の言葉[ユルク・シュピラー] 9


まえがき ― 講義のための著作の成立について ―[ユルク・シュピラー] 11


造形論の概念 55

1 永遠の博物史

  生命力の作用 57
2 反対概念のない概念は考えられない

  二元性を統一として扱うこと 76
3 フォルムの発生

  すべての生成の根底には運動がある 82
4 造形は運動と結ばれている

  原動力と限界 90
5 平面と空間における位置決定

  造形的全体像の組成(舞台) 108
6 内的なものにもとづいて探究した自然の事物

  本質と現象 135
7 自然研究の方法 142
8 芸術領域における精密な実験 149
9 純粋性は抽象の領域である 156
10 創造についての信条告白 162
11 造形手段の領域における展望と位置決定,および造形手段の空間的秩序 173


造形フォルム論によせて 205

I 概念としての分析 208


II いかにしてフォルムが生じるか,フォルムへの道,基本的諸フォルムへの道

  観念的な造形手段の領域における展望と位置決定

  フォルムの手段の本質と現象

  規則的と変則的な投影

  尺度と重さ.構造による生成

  組成論の諸要素.リズムと律動構造 211

 1 線:アクティヴ,パッシヴ,中間的 212
 2 線,面,空間における位置決定 240
 3 空間的 – 造形的な表現と運動の綜合 273
 4 造形要素としての重さの感覚

   力の均衡.重さとそれに釣合う重さ

   量,私津,および両者の相対関係 335
 5 構造的な形成,個体的な性格と分割可能な性格

   造形過程としての長さの測定と重さの計量

   時間単位と長さの単位 361


註 461