『Continuants: Their Activity, Their Being, and Their Identity』

David Wiggins
(2016年11月刊行,Oxford University Press, Oxford, xxii+239 pp., ISBN:978-0-19-871662-4 [hbk] → 版元ページ

何もこんなキケンな本を取り寄せなくてもよかったかもしれない.しかし Wiggins 本は読む読まないに関係なく “積ん読” に意義がある.本書は,横路佳幸『同一性と個体:種別概念に基づく統一理論に向けて』(2021年8月20日刊行,慶應義塾大学出版会,東京, 450 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-7664-2760-8目次版元ページ)に引用されていた.これで Wiggins の “ソータル本” シリーズ 1967, 1980, 2001 に続く4冊目が揃ったことになる.「で,いつ読むねん?」と訊かないでください.形而上学存在論の本はどれもこれもコワいので,居室の書棚の上の方にまとめて隔離している.ときどき “黒い邪気” が立ち上っているようだが,できるだけ見ないようにしている.