大平一枝
(2024年8月8日刊行、扶桑社、東京, 223 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-594-09774-5 → 版元ページ)
【目次】
はじまり——山角 2
めし処 ひょっとこ——歌舞伎町で愛され続ける安らぎの砦 14
まるけん食堂——メンチカツ定食530円、常連が自炊をやめる店 26
水口食堂——東京大空襲、映画の斜陽を見てきた浅草の老舗 33
ごはん処あだち——帰りに、歩けなくなる店 43
珉亭——下北沢の赤いチャーハン、生みの親の意外な系譜 51
ねこにこ飯——味も値段も最強。でも謎だらけ 61
佐々木食堂——55歳からどう生きるか。元教員の蒸し餃子 66
Teishoku美松——営業は一日3時間の正しいおむすび定食 76
喫茶レストラン縄——43年間臨時休業なし。麻布のあの店の隠し味 81
更科——客が買い出しをお供。吉祥寺の愛され蕎麦屋 88
◇定食屋観察録① 良店見極めのコツはメニュー札にあり 94
菱田屋——定食界のビートルズが駒場で輝き続けるわけ 96
丸昭中華料理店——野菜炒めの奥深さ。全旨・町中華 108
下2食堂——大ピンチに定食屋開店で起死回生 114
韓国田舎家庭料理 東光——すさまじく旨い順女さんのチャプチェ 120
キッチンABC——豊島区の秘宝・反逆のオムカレー 127
きさらぎ亭——絶対絶命。閉業間際に起きた小さな食堂のドラマ 139
大衆割烹 味とめ——食材と調味料にこだわり品数300、小鉢は採算度外視? 153
食堂 長野屋——大正時代から家族で新宿の胃袋を支えてきた元「民生食堂」 158
食堂 筑波——のれんはマジックの手書き。野菜たっぷり肉たっぷり 170
長寿庵——「負けないぞと思ってないと、すぐ負ける」池尻大橋最後の蕎麦屋 177
やしろ食堂——常時70〜80種。家族で営む脅威の品書き 183
ブルドック——「お客の人生の30分を大事にしたい」 190
◇定食屋観察録② 旨い定食屋の現在地 200
水明亭——東京オリンピックに2度翻弄された幻の店 202
これから——再びの、山角 216