2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『動物と地図』

ウィルマ・ジョージ (1993年1月27日刊行,博品社,ISBN: 4-938706-05-9)

『シェイクスピアの鳥類学』

ジェイムズ・E・ハーティング (1993年10月5日刊行,博品社,ISBN: 4-938706-09-1)

『中国のテナガザル』

R. H. ファン・フーリク (1992年9月25日刊行,博品社,ISBN: 4-938706-04-0) bk1で博品社の〈博物学ドキュメント叢書〉の在庫を半額バーゲン販売しているので,いくつか注文した.R. H. ファン・フーリク『中国のテナガザル』(1992年9月25日刊行,博品社…

『Kunstformen aus dem Meer : Die Radiolarien』

Ernst Haeckel (2005年3月1日刊行,Prestel Verlag,ISBN:3791333291) 版元のPrestel Verlag はエルンスト・ヘッケルの“画集”をこれまでも復刻してきた経緯がありますので,この本(初版は1862年)が復刻されたというのも納得です.6年前に Göttingen の H…

『Histoire d'une question anatomique: la répétition des parties』

Stéphane Schmitt (2004年11月10日刊行,Publications scientifiques du Muséum nationale d'Histoire naturelle,Paris,ISBN:2856535569) 昨年の Paris の Hennig Society Meeting のおり,近刊としてアナウンスされていたパリ自然史博物館の出版物.体…

『Patterns of Behavior: Konrad Lorenz, Niko Tinbergen, and the Founding of Ethology』

Richard W. Burckhardt, Jr. (2005年3月15日刊行,The University of Chicago Press,ISBN:0226080897 [hardcover] / ISBN:0226080900 [paperback]) 現物が届いたのでもう少し詳しい目次をば.小見出しまでチェック.コンラート・ローレンツとニコ・ティン…

『生命の樹・花宇宙』

杉浦康平 (2000年7月30日刊行,NHK出版[万物照応劇場],東京,270pp., ISBN:4140804882) 【書評】※Copyright 2000 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved「生命の樹」:曼荼羅を支える宇宙軸として不思議な味わいのある本である。西アジアのイスラム…

『中国の生命の樹』

靳之林[岡田陽一訳] (1998年12月6日刊行,言叢社,東京, ii+414 pp., 本体価格9,500円, ISBN:4905913632 → 版元ページ) 新刊ではないが,今日初めてその存在を知った.中国的「生命の樹」の図版がたくさん(千数百葉も!)載っているそうだ.機会を見て…

『失踪日記』

吾妻ひでお (2005年3月8日刊行,イースト・プレス,ISBN:4872575334) 著者いわく,「全部実話です(笑)」……そーですか.例のタッチの“漫画”になっているので,つられて苦笑したりしてしまったが,これが“活字”で縷々つづられていた日にはど〜んと重くクラ…

『世界大博物図鑑1:蟲類』

荒俣宏 (1991年8月23日刊行,平凡社,ISBN:4582518214) そういえば,“アラマタ大図鑑”はまだちゃんと読んでいなかったなと思い立って,最初からめくりはじめたり.ハマる.序論に書かれてあるように,「蟲」カテゴリーは,狭義の「虫」にとどまらず,広義…

『誰も読まなかったコペルニクス:科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険』

オーウェン・ギンガリッチ (2005年9月30日刊行,早川書房,ISBN:4152086734) メイン・タイトルを見ただけではイマイチ魅力が感じられなかったが,サブタイトルに惹かれて即購入.科学史の上で文字通りの“コペルニクス的展開”のきっかけとなった著書『天球…

『ブダペストの古本屋』

徳永康元 (1982年4月30日刊行,恒文社,東京, 240 pp., ISBN:4-7704-0486-7) 【書評(まとめて)】※Copyright 2005 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved ずっと探していた絶版本だったが,やっとオンライン古書店で見つかった.間髪入れずに発注する…

『江戸の旅日記:「徳川啓蒙期」の博物学者たち』

ヘルベルト・プルチョウ (2005年8月22日刊行,集英社新書0304F,ISBN:4087203042) 江戸時代の旅行者・博物学者・民俗学者の小伝をまとめた新書として,なかなかおもしろい.貝原益軒や本居宣長が“博物学者”として登場しているので,ちょっとびっくり.序論…

『ブダペストの古本屋』

徳永康元 (1982年4月30日刊行,恒文社,ISBN:4-7704-0486-7) オンライン古書店からやっと届いた.1950年代後半からのエッセイが集められている.昼休みに少し読んでみたが,最初はモルナールの劇の話,それからヨーロッパの古書店巡りのエピソードに続いて…

〈非線形・非平衡現象の数理〉

三村昌泰(監修) (全4巻,東京大学出版会) 今月から刊行開始.最初に出るのは第1巻・蔵本由紀(編)『リズム現象のダイナミクス』(2005年10月刊行予定,東京大学出版会,ISBN:4130640917).以下続刊:第2巻・松下貢(編)『生物に見られるパターンとそ…

『Ordinando la natura: Elementi di storia del pensiero sistematico in biologia』

M. Zunino and M. S. Colomba (1997年刊行,Medical Books,Palermo,ISBN:8880340646) 【目次】 Prefazione 7 Premessa 9 Introduzione 11 Capitolo 1. Le origini del pensiero sistematico 13 Capitolo 2. Le classificazioni prima di Aristotele 23 C…

『時の娘たち』

鷲津浩子 (2005年4月1日刊行,南雲堂,東京,328 pp.,本体価格3,800円,ISBN:4523292973 → 目次) 【書評(まとめて)】※Copyright 2005 by MINAKA Nobuhiro. All rights reservedリアル書店で“実物”を手に取らなかったら,きっと一生読まないまま通り過ぎ…

『グールド魚類画帖:十二の魚をめぐる小説』

リチャード・フラナガン[渡辺佐智江訳] (2005年7月10日刊行,白水社,東京,414 pp., ISBN:4560027234 → 版元ページ|目次) 【書評(まとめて)】※Copyright 2005, 2014 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 確かに,本書はストーリー的にいえば露…

『江戸の旅日記:「徳川啓蒙期」の博物学者たち』

ヘルベルト・プルチョウ (2005年8月22日刊行,集英社新書0304F,ISBN:4087203042) 【目次】 序のかわりに 7 第1章 貝原益軒の情報欲 21 第2章 本居宣長の考古学 33 第3章 天明の大飢饉をめぐって —— 高山彦九郎と菅江真澄 51 第4章 古川古松軒の批判的…

『計算統計II:マルコフ連鎖モンテカルロ法とその周辺』

伊庭幸人他 (2005年10月27日刊行予定,岩波書店,ISBN:4000068520) 叢書〈統計科学のフロンティア〉シリーズの第12巻.※→版元ページ.

『科学哲学』

ドミニック・ルクール (2005年8月30日刊行,白水社[文庫クセジュ891], ISBN:4560508917) なんつーか,悪くはないんだけど,たった数ページしかない文章を「章」に仕立てるのはやめた方がいいんじゃないだろうか?(詐欺じゃん) まあ,試験直前の「要点…

『Phylogenetic Methods and the Prehistory of Languages』

J. Crackson, P. Forster, and C. Renfrew (eds.) ([in press], The McDonald Institute for Archaeological Research, Cambridge) 読み終えた Quentin D. Atkinson and Russell D. Gray(→DOI:10.1080/10635150590950317)で引用されていた印刷中の論文集…

『ブダペストの古本屋』

徳永康元 (1982年4月刊行,恒文社,ISBN:4-7704-0486-7) だいたい「探し物」」なんていうのはこういうものでして —— とても長く探していた絶版本:がやっとオンライン古書店で見つかった.間髪入れずに発注する.こういうときはけっして躊躇してはいけない…