2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『Kendall's Advanced Theory of Statistics, Volume 1: Distribution Theory』

Alan Stuart and Keith Ord (6th edition,1994年,Edward Arnold,ISBN:0340614307) 輪読初回.ついにこの本の読破登攀の機会がやってくるとは感慨深いですなあ.Chapter 1「Frequency distributions」の pp. 1-13 までを1時間ほどかけて賞味する.うん,…

『古本道場』

角田光代・岡崎武志 (2005年4月30日刊行,ポプラ社,ISBN:4591086275) 読了.ここのところ“古本”本がどっと出版されているようだが,みなさん,古本が好き? 新刊は嫌い?

『風景と記憶』

サイモン・シャーマ (2005年2月28日刊行,河出書房新社,ISBN:4309255167) 第4章「緑の十字架」を読了.舞台はアメリカに移る.セコイア巨木発見のエピソードから始まり,異教的な樹木崇拝の底流の上にかぶさるキリスト教の「十字架の樹」の広がり,そして…

『哲学思考トレーニング』

伊勢田哲治 (2005年7月10日刊行,ちくま新書545,ISBN:4480062459) 献本感謝.わ,イマニシがー(笑).“疑う”ことのトレーニング本.役に立つテツガク.そういえば,ずいぶん前に職場の年度末成績検討会で,「“ポパー”ってすごく役に立つんですよお」と口…

『飛行蜘蛛』

錦三郎(著)/錦仁(解説) (2005年6月25日刊行,笠間書院,ISBN:4305702800) 1972年に丸の内出版から出た初版の復刻.オンライン書店の新刊としてアナウンスされていたのでさっそく買おうと思っていたところ,すばやく出版社から献本していただいた.あ…

『夢二デザイン』

(2005年4月11日刊行,ピエ・ブックス,ISBN:4894444178) 竹久夢二による本・雑誌・広告などの装幀デザイン.いかにもピエ・ブックスらしい本.腕のいいデザイナーだったんですね.

『アジアの本・文字・デザイン』

杉浦康平(編著) (2005年5月27日刊行,トランスアート,ISBN:4887521960) アジア各国のブック・デザイナー/タイポグラファーたちとの対談集.たいへん魅力的で,示唆に富む.終巻した『本とコンピュータ』の読者ならばすでにおなじみの顔ぶれが次々に登…

『海をわたる蝶』

日浦勇 (2005年7月刊行,講談社学術文庫1719,ISBN:4061597191) 1973年に旧・蒼樹書房から出た本の文庫化復刻.同じ著者によるもう1冊『蝶のきた道』(蒼樹書房版は1978年)も同様に文庫化されればいいのですが.分岐学的生物地理学の本として今でもその魅…

『Probabilistic Modelling in Bioinformatics and Medical Informatics』

Dick Husmeier et al. (eds.) (2005年刊行,Springer Verlag,ISBN:1852337788) 隠れマルコフが隠れている.

『Shortest Connectivity: An Introduction with Applications in Phylogeny』

Dieter Ciesnik (2005年刊行,Springer Verlag,ISBN:0387235388) 系統推定論における「スタイナー問題」の本.

『Statistical Methods in Molecular Evolution』

Rasmus Nielsen (ed.) (2005年刊行,Springer Verlag,ISBN:0387223339) MCMC, AIC, など総動員.下平英寿さんの総説あり.

『モデル選択:予測・検定・推定の交差点』

叢書〈統計科学ののフロンティア〉第3巻 (2004年12月22日刊行,岩波書店,ISBN:4000068431) 著者は,下平英寿(第I部「情報量規準によるモデル選択とその信頼性評価」)/伊藤秀一(第II部「情報圧縮と確率的複雑さ:MDL原理」)/久保川達也(第III部「ス…

『風景と記憶』

サイモン・シャーマ (2005年2月28日刊行,河出書房新社,ISBN:4309255167) 第3章「緑林の自由」を読了.ヨーロッパ大陸からイングランドに場所が移る.“ロビン・フッド伝説”を基調テーマとして,英国における「森林」のイメージを復元していく.大陸におけ…

『風景と記憶』

サイモン・シャーマ (2005年2月28日刊行,河出書房新社,ISBN:4309255167) 第2章「林道 — 森を抜ける道」を読了.第1章のキーワードがシャーマのルーツである“リトアニア”なら,第2章のそれは“ゲルマニア”.タキトゥスからヒトラーにいたる「ゲルマン文化…

『古典ラテン語辞典』

国原吉之助 (2005年6月刊行,大学書林,ISBN:4475001560) その価格にかかわらず,“辞書”は要チェック.

『モダン道頓堀探検:大正,昭和初期の大大阪を歩く』

橋爪節也編 (2005年7月刊行予定,創元社,ISBN:442225040X) なんだか気になりますなあ.

『個体発生は進化をくりかえすのか』

倉谷滋 (2005年7月刊行予定,岩波書店,ISBN:4000074482) やっとISBNが判明した.〈岩波科学ライブラリー〉の108番目.

『アニマル・ウェルフェア:動物の幸せについての科学と倫理』佐藤衆介

(2005年6月16日刊行,東京大学出版会,ISBN:4130730509) 読まずに言うのもなんですが,そもそも「動物の幸せ」って何? — とちょっとでも感じてしまった人は,迷わずこの本を読めという思し召しなんでしょう.

『新版・歴史のための弁明:歴史家の仕事』

マルク・ブロック[松村剛訳] (2004年2月20日刊行,岩波書店,東京, xxviii+216 pp., 本体価格1,900円, ISBN:4-00-002530-9) 【書評】※Copyright 2005 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved第1章「歴史,人間,時間」では,まずはじめに歴史学とは「…