2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(47)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|第2刷での修正点|反響録) 週明け早々,原稿書きに追われる追われる−−北村雄一[書評]『生物科学』第58巻第2号,p. 124 (2007年3月1日発…

『Hierarchical Modelling for the Environmental Scientists : Statistical Methods and Applications』

James S. Clark and Alan E. Gelfand (eds.) (2006年5月4日刊行, Oxford University Press, ISBN:0198569661 [hbk] / ISBN:019856967X [pbk]) 4月以降に予定されている所内輪読会の本.試しに“べいづ”してみます.

『台灣昆蟲學史話(1684−1945)』

朱輝沂 (2005年1月刊行,玉山社[典蔵・台湾2], ISBN:9867375211) 信州の船越さんに送っていただいた本(ありがとうございます).10年前に出た呉永華『被遺忘的日籍臺灣動物學者』(1995年刊行,晨星出版,ISBN:9575835018→目次)は広く台湾動物学史に…

『これからレポート・卒論を書く若者のために』

酒井聡樹著 (2007年5月刊行予定,共立出版,ISBN:9784320005747) 酒井さんのウェブ日記(「進行状況」3月13日付)によると,〈これ論〉こと酒井聡樹著『これから論文を書く若者のために(大改訂増補版)』(2006年4月10日刊行,共立出版,ISBN:4320005716→…

『R、R言語、R環境・・・・・・』

金明哲 →http://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/ (html / pdfファイル) 月刊『Estrela』誌に2003年から連載されている〈R〉連載記事(なお連載は続いている).最近の号を見ると,2007年1〜2月号には「Rと系統樹」(apeパッケージなど)が,今月3月号には「R…

『つくばスタイル No. 4』

(2007年4月20日刊行,エイムック1319,ISBN:9784777906925) やはり売れているのでしょうなあ —— ついに第四弾まで出るとは.バックナンバーを確認すると:『つくばスタイル』(2004年12月10日発行,エイムック948,ISBN:4777902153);『つくばスタイル No…

〈Emma Darwin's Diaries 1824-1896〉

Emma Darwin の日記オンライン公開 —— ダーウィンの全著作・資料の電子化を進めている〈The Complete Work of Charles Darwin Online〉から,妻エンマ・ダーウィンの日記が新たに公開された:〈Emma Darwin's Diaries 1824-1896〉.Janet Browne による序論…

『Der Baum in Mythologie, Kunstgeschichte und Gegenwartskunst』

Hans Gercke (Hrsg.) (1985年刊行,Heidelberger Kunstverein Edition Braus,Heidelberg, ISBN:3921524628) 年明けから,ドイツ語圏の系譜学史の本が立て続けに手元に届き,それとともに視野がどんどん広がっている.やや広がりすぎているかもしれないが…

『Genealogie und Genetik : Schnittstellen zwischen Biologie und Kulturgeschichte』

Sigrid Weigel (Hrsg.) (2002年4月刊行,Akademie Verlag [Einstein Bücher],Berlin, ISBN:3050035722) これも同時に着便.前半(第I部)の諸章に系図学史に関わる記述と図版がたくさん載っている.

『Stammbäume der Kunst : Zur Genealogie der Avantgarde』

Astrit Schmidt-Burkhardt (2005年刊行,Akademie Verlag,Berlin, ISBN:3050040661) “鉱脈”に当たったみたいな心地.Amazon.de から届いた本.芸術(家)の系譜が16世紀にはすでに描かれていたとは知らなかった.本書全体では200あまりもの[いかにも“ア…

『Die Darstellungen der Arbores Consanguinitatis und der Arbores Affinitates : Bildschemata in juristischen Handschriften』

Hermann Schadt (1982年刊行,Verlag Ernst Wasmuth, Tübingen, 412 pp. with 88 plates., ISBN:380304006X) 【目次】 Vorwort 11 Einleitung 13A. Die römischen Verwandtschaftstafeln 22I. Literarische Quellen 22 II. Die Verwandtschaftsschemata in…

「Book bloggers の影響力?」

オンライン書店〈AbeBooks〉が運営しているブログ〈Reading Copy〉に,「Book Review Sections in Decline」という記事が投稿された(7 March 2007).ロサンゼルス・タイムズ紙の書評欄がなくなることを憂える記事だ.その中で,〈AbeBooks〉が一昨年行なっ…

『南米キリスト教美術とコロニアリズム』

岡田裕成・齋藤晃著 (2007年2月25日刊行,名古屋大学出版会,ISBN:9784815805562) 冒頭のカラー図版に釘付けになる.南米のこの自然環境に立つこのキリスト教会.つくる側とつくらせる側の緊張感とそこに存続するもののしぶとさ.文字どおり抗いがたし.50…

『谷中・根津・千駄木(其の八十六)』

(2007年2月28日発行,谷根千工房) 今号の特集は谷中霊園.→版元サイト.

〈谷根千〉終刊のこと

地域雑誌『谷根千』終刊のこと —— 〈谷根千ネット〉2月28日付の記事によると,地域雑誌『谷中・根津・千駄木』は,再来年2009年の春に刊行される予定の第93号をもって終刊されるそうだ.1984年の創刊から四半世紀を経てのエンディングということになる.近年…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(46)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|第2刷での修正点|反響録) 連日,東京にプチ出奔しては方々を徘徊する−−桜だより[書評]http://sakuradayori.blogzine.jp/i/2007/02/post_…

『中国の紙と印刷の文化史』

銭存訓・鄭如斯(編)/久米康生訳 (2007年3月2日刊行,法政大学出版局,ISBN:9784588371134)

『須賀敦子全集・第7巻』

須賀敦子 (2007年3月20日刊行,河出書房新社[河出文庫す4-8],ISBN:9784309420578) 内容は「どんぐりのたわごと/日記」.→版元ページ.

『Die Darstellungen der Arbores Consanguinitatis und der Arbores Affinitates : Bildschemata in juristischen Handschriften』

Hermann Schadt (1982年刊行,Verlag Ernst Wasmuth,Tübingen, ISBN:380304006X) ここまで徹底的にやるとは!の系譜図像史本本文410pp.+図版88ページ(計171葉).この500ページ近い分量の本はすべて歴史的家系図の解読に当てられている.中世から近世…

〈ビーケーワン・ジャンル別新刊一覧〉

→http://www.bk1.co.jp/contents/nb/index.asp 耳寄り情報.先月以降,新刊のリストが週ごとにまとめられて公開されている.過去ログも閲覧可能.かつての〈TRC週刊新刊リスト〉に相当するもので,これからの和書新刊の探索に役立つにちがいない.〈TRCリス…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(45)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|第2刷での修正点|反響録) 弥生三月は花粉の季節(きついわあ):Newmarketの日記[書評]http://d.hatena.ne.jp/Newmarket/20070302/11727…

『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』

ブルーノ・ムナーリ(萱野有美訳) (2006年11月24日刊行,みすず書房, ISBN:4622072106) 原書の出版は「1968年」なので,書かれてからもう40年にもなるのだが,タイトルに惹かれてつい…….きっとどこかで関係してくるにちがいない(と思う). はじめに …

『L'arbre des familles』備忘メモ

Christiane Klapisch-Zuber (2003年刊行,Éditions de La Martinière, Paris, 215 pp., ISBN:2-7324-2825-6 [hbk])10世紀前後の古写本から拾われてきた「arbres de consanguinité」(p. 22)や家系図としてのステマすなわち「tableau de consanguinité」(…

『Die Bildwelt der Diagramme Joachims von Fiore : Zur Medialität religiös-politischer Programme im Mittelalter』

Alexander Patschovsky (Hrsg.) (2003年12月刊行,Thorbecke Verlag,ISBN:3799501304 = ISBN:9783799501309) 彩色図版が180枚も載っているそうだ.寄稿者については詳細不明だが,おそらく2000年に Konstanz で開催された同名の国際会議を踏まえて編まれ…

『Stammbäume der Kunst : Zur Genealogie der Avantgarde』

Astrit Schmidt-Burkhardt (2005年刊行,Akademie Verlag,ISBN:3050040661) アヴァンギャルド芸術の「学派系統樹」の本らしい.500ページほどもある.現物はまだ届かないが,書評記事はすでにいくつか出ている: Petra Kipphoffによる書評(Die Zeit, 200…

『季刊 InterCommunication,No.60[spring 2007]』

(2007年4月1日刊行,NTT出版→版元ページ) タイミングよく届いた.特集〈デザイン/サイエンス:芸術と科学のインターフェイス〉をざっとブラウズ.こういう系の雑誌(『現代思想』とか『ユリイカ』とか)は,フォントがとても小さいので目が鍛えられるが,…

『トンボ博物学:行動と生態の多様性』

Philip S. Corbet著(椿宜高・生方秀紀・上田哲行・東和敬監訳) (2007年3月刊行予定,海游舎,ISBN:9784905930341) 850ページ超で,価格は27,300円(税込)とのこと.今月下旬の松山ではブースにどーんと並ぶそうだ.→版元ページ|紹介ページ.

『新訂 原色昆虫大圖鑑・第 I 巻(蝶・蛾 篇)』

矢田脩(監修) (2007年,北隆館,ISBN:9784832608252) ん,読んではいけない?(→「問題だらけの北隆館の大図鑑改訂版」)

『書物の日米関係:リテラシー史に向けて』

和田敦彦 (2007年2月28日刊行,新曜社,ISBN:9784788510364) 戦前から戦中にかけて日本からアメリカに流れていった本の航路について.こういう本には心惹かれるものがある.

『江戸の読書熱:自学する読者と書籍流通』

鈴木俊幸 (2007年2月刊行,平凡社[平凡社選書227], ISBN:9784582842272) 江戸の「読書空間」論らしい.