2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『世界で最も美しい12の写本:『ケルズの書』から『カルミナ・ブラーナ』まで』

クリストファー・デ・ハーメル[加藤磨珠枝・松田和也訳] (2018年9月30日刊行,青土社,東京, iv+635 pp., 本体価格6,900円, ISBN:9784791770922 → 版元ページ) 【目次】 序 1 第1章 聖アウグスティヌスの福音書 10 第2章 コデックス・アミアティヌス 54 …

『ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』』

和田忠彦 (2018年9月1日刊行,NHK出版[NHKテキスト・100分de名著],東京, 4 color plates + 123 pp., 本体価格524円, ISBN:9784142230907 → 版元ページ)2018年9月のEテレ講座テキスト.最近,あちこちの書店で『薔薇の名前(上・下)』の分厚いハードカ…

『農の科学史:イギリス 「所領知」 の革新と制度化』読了

並松信久 (2016年11月30日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+366+104 pp., 本体価格6,400円, ISBN:9784815808532 → 版元ページ)">目次|版元ページ)綿密な資料探査を踏まえた良書だ.昨日のお座敷ネタ本として重宝した.ロザムステッド農業試験場の「…

『ライフ・オブ・ラインズ:線の生態人類学』

ティム・インゴルド[筧菜奈子・島村幸忠・宇佐美達朗訳] (2018年9月25日刊行,フィルムアート社,東京, 317+xxiv pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784845916269 → 版元ページ)この翻訳が出るとはまったく知らなかったが,オアゾ丸善のデザイン書コーナーで…

『ユリイカ2018年10月号』特集〈図鑑の世界〉

[目]『ユリイカ2018年10月号』特集〈図鑑の世界〉 (2018年10月1日刊行,青土社,東京, 本体価格1,400円, ISBN:9784791703562 → 版元ページ) 特集〈図鑑の世界〉. 【目次】◇インタビュー――“図鑑の世界”への招待状人類普遍の図鑑を求めて(荒俣宏|聞き手=…

『自然科学研究のためのR入門:再現可能なレポート執筆実践』

江口哲史 (2018年10月刊行予定,共立出版[Wonderful R: 4],東京,本体価格2,700円, ISBN:9784320112445 → 版元ページ)既刊の高橋康介『再現可能性のすゝめ:RStudioによるデータ解析とレポート作成』(2018年5月15日刊行,共立出版[Wonderful R: 3],…

『ユリイカ2018年10月号』

(2018年9月27日刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,400円, ISBN:9784791703562 → 版元ページ) 版元ページで目次が公開された.ワタクシは南硫黄島で弾けた川上和人さんとの対談「サイエンスの〈扉〉としての図鑑―あるいは分類と系統の交叉点」と寄稿「体系…

『醤油』(第1〜4章)

吉田元 (2018年3月15日刊行,法政大学出版局[ものと人間の文化史・180],東京, 2 color plates + iv + 269 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784588218019 → 目次|版元ページ)ベッドサイド本として少しずつ読んでいる.日本酒の歴史には関心があったが,醤…

『東京昼酒場100』

(2018年10月10日発行,ぴあ[ぴあMOOK],東京, 100 pp., 本体価格880円, ISBN: 978-4-8356-3482-1 → 版元ページ)「昼呑み」— なんて甘美なことば.

『文藝春秋作家原稿流出始末記』

青木正美 (2018年8月25日刊行,本の雑誌社,東京, 220 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784860114176 → 版元ページ)最初の1/3は「文藝春秋作家原稿流出始末記」.文藝春秋社から大量に流出した “首なし” 原稿の顛末.要するに事務方が勝手に廃棄処分したとい…

『文系と理系はなぜ分かれたのか』書評

隠岐さや香 (2018年8月24日刊行,星海社[星海社新書・137],東京, 253 pp., 本体価格980円, ISBN:9784065123843 → 版元ページ) 【書評】※Copyright 2018 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved「文系 vs. 理系」分類から見た科学の過去・現在・未来身…

『花だより(みをつくし料理帖・特別巻)』

高田郁 (2018年9月8日刊行,角川春樹事務所[時代小説文庫・た 19-20],東京, 本体価格600円, ISBN:9784758441971 → 版元ページ)全巻セット:高田郁『みをつくし料理帖(全11巻[完結記念ケース入りセット])』(2014年8月9日刊行,角川春樹事務所,東京…

『日本の食肉類:生態系の頂点に立つ哺乳類』

増田隆一(編) (2018年8月15日刊行,東京大学出版会,東京, vi+304 pp., 本体価格4,900円, ISBN978-4-13-060237-2 → 版元ページ)ご恵贈ありがとうございます.

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続51)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行(正誤表)|2009年12月18日第3刷刊行(正誤表)|2010年5月10日第4刷刊行(正誤表)|2011年10月7日第5刷刊行(正誤表)|2013年6月28日電子本刊行|2015年4月14日第6刷刊行,講談社[現代新書184…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(82)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行/2018年1月19日第5刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格880円),328 pp.,ISBN:9784062880145 …

『文系と理系はなぜ分かれたのか』(第1章末尾抜書き)

隠岐さや香 (2018年8月24日刊行,星海社[星海社新書・137],東京, 253 pp., 本体価格980円, ISBN:9784065123843 → 目次|版元ページ)第1章「文系と理系はいつどのように分かれたか?—— 欧米諸国の場合」(pp. 15-78)の末尾(pp. 73-75)に書かれている…

『文系と理系はなぜ分かれたのか』(試し読み)

隠岐さや香 (2018年8月24日刊行,星海社[星海社新書・137],東京, 253 pp., 本体価格980円, ISBN:9784065123843 → 目次|版元ページ)「はじめに」(pp. 1-6)から第1章「文系と理系はいつどのように分かれたか?—— 欧米諸国の場合」(pp. 15-78)までま…

「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ(引越のお知らせ)

旧本録〈leeswijzer: boeken annex van dagboek〉 ※2005年1月9日から2018年9月6日まで ↓ 新本録〈leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek〉 ※2018年9月6日以降〜先月末にアナウンスされた:はてなダイアリー日記「2019年春「はてなダイアリー」終了の…

『ムカシのミライ』

阿子島香・溝口孝司(監修)(2018年10月刊行予定,勁草書房,東京, 本体価格2,700円, ISBN:9784326248490 → 版元ページ)一昨年に開催された下記イベントを踏まえた論文集:〈ムカシのミライ:プロセス考古学×ポストプロセス考古学〉【日時】2016年6月5日(…

『絶やすな!絶品町グルメ 高崎絶メシリスト』

一般社団法人高崎観光協会(2018年7月刊行,一般社団法人高崎観光協会,高崎, 201 pp., 本体価格1,389円, ISBN:9784938526542 → 版元ページ) 高崎から本日着便.かの〈高崎絶メシリスト〉の書籍化.真正グンマー必携の一冊.高崎ど真ん中の〈一二三食堂〉も…

『蒐める人:情熱と執着のゆくえ』

南陀楼綾繁(2018年8月20日刊行,皓星社,東京, 261 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784774406589 → 版元ページ)

『投壜通信』

山本貴光 (2018年9月7日刊行,本の雑誌社,東京, 446 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784860114183 → 版元ページ) 【目次】 はじめに 1 第一章 本で世界をマッピング〈テーマ別ブックガイド〉 7 第二章 日々の泡 117 第三章 読むことは書くこと 175 おわりに…

『心の進化を解明する:バクテリアからバッハへ』

ダニエル・C・デネット[木島泰三訳] (2018年7月18日刊行,青土社,東京, 2 color plates + 712 + 34 pp., 本体価格4,200円, ISBN:9784791770755 → 目次|版元ページ)書評記事を日本経済新聞に書いた:評者・三中信宏「人間が文化をつくれた理由」(2018…