「ISBNコードを付与できる出版物について」

日本図書コード管理センター

 → http://www.isbn-center.jp/rule/

この記事に載っている「ISBN を付けられないもの」の例として「楽譜印刷物」が挙げられている.前々からこれがとてもフシギだった.総譜の類は通常の出版物ではないので,専門の楽譜店に出向いて “信じられないほど高い値段” で買うしかなかった.手元にある総譜を何冊か確認してみると,確かに昔のものは「ISBN」が付けられていない.しかし,その後「ISMN」が付された総譜が登場する.最近出版された総譜には,Universal Edition のヤナーチェク〈グラゴル・ミサ〉総譜のように,「ISMN」とともに「ISBN」が付されたものも散見される.総譜の版元によるちがいはある.昨年入手したメシアントゥーランガリラ交響曲〉の総譜には「ISMN」も「ISBN」も付されていなかった.