『日本酒の近現代史:酒造地の誕生』

鈴木芳行

(2015年5月1日刊行,吉川弘文館[歴史文化ライブラリー・401],東京, 6+232 pp., ISBN:9784642058018版元ページ

【目次】
いつから“日本酒”というようになったのか? —— プロローグ 1

日本酒造地の誕生

 現在の酒造業 8
 江戸時代の日本酒づくり 22
 江戸幕府の酒造政策と酒造家たち 37
 寒造りの完成と灘の酒 45
 杜氏の出稼ぎと寒造りの普及 60

近代の日本酒造地

 明治初期の酒造業 68
 西日本に偏在する有力な酒造地 79

酒税と科学的な日本酒づくり

 酒税と税収 —— 戦費調達と日露戦争 94
 酒造の新技術と醸造試験所 106
 腐造問題の終焉と杜氏従業員 117

戦時下の日本酒造業

 関東大震災と下り酒の消滅 136
 酒類販売業の免許制度と公定価格の始まり 147
 酒質課税への転換 156
 日本酒の統制 164

現代の日本酒事情 酒造地の変動

 現代の酒税収入 184
 四季醸造と機械化 190
 日本酒づくりの自由化時代 198


“日本酒で乾杯” —— エピローグ 209


あとがき 221
参考文献 227