『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』目次

一柳廣孝
(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3版元ページ


【目次】
はじめに 1

第1部 怪異の近代

  第1章 怪談の近代 21
  第2章 心霊としての「幽霊」:近代日本における「霊」言説の変容をめぐって 45
  第3章 怪談を束ねる:明治後期の新聞連載記事を中心に 56
  第4章 心霊データベースとしての『遠野物語』 70
  第5章 田中守平と渡辺藤交:大正期の霊術運動と「変態」 103
  第6章 霊界からの声:音声メディアと怪異 134

第2部 オカルトの時代と怪異

  第7章 心霊を教育する:つのだじろう「うしろの百太郎」の闘争 165
  第8章 オカルト・エンターテインメントの登場:つのだじろう恐怖新聞」 179
  第9章 オカルトの時代と『ゴーストハント』シリーズ 191
  第10章 カリフォルニアから吹く風:オカルトから「精神世界」へ 207
  第11章 「学校の怪談」の近代と現代 223
  第12章 幽霊はタクシーに乗る:青山墓地の怪談を中心に 237

第3部 ポップカルチャーのなかの怪異

  第13章 薄明を歩む:熊倉隆敏もっけ』 253
  第14章 ご近所の異界:柴村仁我が家のお稲荷さま。』 268
  第15章 学校の異界/妖怪の学校:峰守ひろかずほうかご百物語』 282
  第16章 キャラクターとしての都市伝説:聴猫芝居『あなたの街の都市伝鬼!』 296
  第17章 境界者たちの行方:「もののけ姫」を読む 309

注 329
初出一覧 353
あとがき 357
事項索引 [X-XIX]
人名索引 [I-IX]