島田卓哉
(2022年1月20日刊行,東京大学出版会,東京, viii+179+13 pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-13-063952-1 → 版元ページ)
ご恵贈感謝です.強烈な食阻害物質としてのタンニンの障壁を野ネズミがどのようにクリアしてきたのかが本書のテーマだ.野本寛一『採集民俗論』(2020年11月20日刊行,昭和堂,京都, xiv+707+xiv pp., 本体価格7,500円, ISBN:978-4-8122-1823-5 → 読売新聞書評|目次|版元ページ)の第1章「木の実」(pp. 15-274)では,拾い集めたコナラ・ミズナラ・クヌギ・アラカシ・ウバメガシなどの “ドングリ” を時間と手間をかけてタンニンをアク抜きして食べ物にする伝統的技法が論じられていた.