瀬戸口明久
(2025年6月10日刊行、筑摩書房[ちくま学芸文庫・セ-9-1]、東京, 281 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-480-51178-2 → 版元ページ)
2009年に出た新書版:瀬戸口明久『害虫の誕生——虫から見た日本史』(2009年7月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・793],217 pp.,本体価格720円,ISBN:978-4-480-06494-3 → 書評|目次|版元ページ)の増補文庫版。最近生きもの(とくに昆虫)の文化史本が袖を引く。
【目次】
プロローグ 9
第1章 近世日本における「虫」 19
1. 日本における農業の成立2. 江戸時代人と「蝗」
3. 虫たちをめぐる自然観
第2章 明治日本と〈害虫〉 45
1. 害虫とたたかう学問2. 明治政府と応用昆虫学
3. 農民 vs 明治政府
4. 名和靖と「昆虫思想」
第3章 病気 —— 植民地統治と近代都市の形成 103
1. 病気をもたらす虫2. 植民地統治とマラリア
3. 都市衛生とハエ
第4章 戦争 —— 「敵」を科学で撃ち倒す 143
1. 第一次世界大戦と害虫防除2. 毒ガスと殺虫剤
3. マラリアとの戦い
エピローグ 198
新書版あとがき 213
補章 害虫の誕生再考 218
1. 共生生物としての害虫2. 敵としての〈害虫〉
3. 気象としての害虫
4. 〈害虫〉の消滅?
文庫版あとがき 244
図版出典一覧 246
註 248