『日本民俗分布論——民俗地図のリテラシー』目次

安室知
(2022年2月24日刊行、慶友社、東京, 2 plates + X +287 pp., 本体価格9,000円, ISBN:978-4-87449-098-3版元トップページ


【目次】
口絵(2 plates)
まえがき 1

第 I 部 民俗分布からの発想―民俗地図のはじまり 11

 I-1章 民俗地図のはじまり―周圏論の図化をめぐって、柳田国男渋沢敬三 12
 I-2章 民俗地図に描かれる「日本」―周圏論から海上の道論へ 44
 I-3章 言語地図から民俗地図へ―周圏論の成立過程 91

第 II 部 方法としての民俗地図―描き方、読み方 123

 II-1章 民俗地図研究法の開拓―柳田国男の民俗分布論 124
 II-2章 民俗地図の3類型と重ね合わせの方法―「餅なし正月」とは何か 146
 II-3章 民俗地図から時代を読む―「モノツクリ」の象徴、米から金銭へ 175

第 III 部 民俗地図の解読法―時間と分布の相関 197

 III-1章 伝承の地域差から変遷を読む―「年取魚」とは何か 198
 III-2章 伝承の時代差からたどる民俗分布―動態としての「年取魚」 230
 III-3章 『稲田養鯉図』に近代を読む―明治の博覧会と「佐久鯉」) 257

 

あとがき 285