2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ペソアと歩くリスボン』

フェルナンド・ペソア (1999年7月10日刊行,彩流社,ISBN:4882025833) 勢い止まらず…….

『ポルトガルの海』

フェルナンド・ペソア (1997年1月31日刊行,彩流社,ISBN:4882024357) つい勢いで…….

『白い街へ:リスボン,路の果てるところ』

杉田敦 (2002年2月28日刊行,彩流社,東京, 274 pp., ISBN:4882027348 → 版元ページ) 読み終えたばかりの『アソーレス,孤独の群島:ポルトガルの最果てへの旅』(2005年1月5日刊行,彩流社,ISBN:4882029251)からさかのぼる.ダストジャケットのデザイン…

『温暖化の〈発見〉とは何か』

スペンサー・E・ワート (2005年3月15日刊行,みすず書房,ISBN:4622071347) 「地球温暖化」をめぐる科学論争を再考する本.献本,ありがとうございます.

『Encyclopedia of Biostatistics,Second Edition』

Peter Armitage & Theodore Colton (eds.) (全8巻,2005年,John Wiley & Sons,ISBN:047084907X [set]) 生物統計学の巨大な事典.小項目立てでアルファベット順に統計手法や概念が解説されている.各項目には数ページから10ページが当てられている.総頁…

『林知己夫著作集(全15巻)』

林知己夫著作集編集委員会(編) (2004年11月刊行,勉誠出版,ISBN:4585051007) 「分売不可」というこれまた公費購入には“最適”な日本人統計学者の個人全集かも(笑).農環研の情報資料課の登録作業がまだすんでいないので,引き渡しは来週になるもよう.

『新編 農学大事典』

山崎耕宇他(編) (2004年3月1日刊行,養賢堂,ISBN:4842503548) 「基礎統計学」(pp. 1613-1615)と「実験計画」(pp. 1615-1618)のふたつの項目を書いているので,いちおう執筆者の端くれではある.しかし,本体価格42,000円という電話帳を私費購入する…

『ウェブログの心理学』

山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子 (2005年3月25日刊行,NTT出版,ISBN:475710149X) 【書評】 ※Copyright 2005 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 「書き続ける」ことに意義がある 前評判が高い本だったこともあり,200ページあまりをするす…

『ウェブログの心理学』

山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子 (2005年3月25日刊行,NTT出版,ISBN:475710149X) 【目次】はじめに i第1章 インターネット時代のコミュニケーション 1 コミュニケーションの公開化と個人化 インターネットのコミュニケーション的特質 ホームペー…

『Classification phylogénétique du vivant』

Guillaume Lecointre and Hervé Le Guyader (2001年,Éditions Belin,ISBN:270112137X) 霊長類の系統樹は,Claus Nielsen『Animal Evolution : Interrelationships of the Living Phyla, Second Edition』(2002年,Oxford University Press,ISBN:019850…

『Assembling the Tree of Life』

Joel Cracraft and Michael J. Donoghue (eds.) (2004年,Oxford University Press, ISBN:0195172345) 生物全体の系統樹は,湿った Stammbaum の生木でなく(Ernst Haeckel のはいろいろ使い回しすぎたので今回はやめる),十分に乾燥した cladogram で十…

『オアハカ日誌:メキシコに広がるシダの楽園』

オリヴァー・サックス (2004年2月29日刊行,早川書房,ISBN:4152085479) 昨年読んだシダ狂い本.ナショナル・ジオグラフィック・ディレクションズは平均的に質の高い紀行本の揃ったシリーズだと思うのだが,リアル書店ではあまり見かけない気がする.

『シシリアン.オデッセイ:地中海の十字路,眩惑の島』

フランシーン・プローズ (2004年12月31日刊行,早川書房,ISBN:4152086114) イオニア海をはさんでギリシャと向かい合うシチリア島.以前読んだ巌谷國士の紀行書『地中海の不思議な島』(2000年12月20日,筑摩書房,ISBN:4480814280)でも魅力的に書かれて…

『世界で最も乾いた土地:北部チリ,作家が辿る砂漠の記憶』

アリエル・ドーフマン (2005年2月28日刊行,早川書房,ISBN:4152086203) 本書は2005年3月15日の毎日新聞で書評されている.塩湖の広がるチリの高原地帯は,昨年出た印象的な写真集である片平孝『地球 塩の旅』(2004年10月20日刊行,日本経済新聞社,ISBN:…

『ヒトはなぜするのか』

ナイルズ・エルドリッジ (2005年3月刊行,講談社インターナショナル,ISBN:4770027907) もちろん遺伝子淘汰主義への批判の書だが,「ヒトはなぜするのか?」というナゾめいたタイトルは,もう少しなんとかならなかったのかな.まあ,個人的には,『系統発…

『ウェブログの心理学』

山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子 (2005年3月8日刊行,NTT出版,ISBN:475710149X) いささかあわて中である.本書はすでに市中に出回っているものと思い,つくばやら神保町やらのリアル書店を探しまわっているのだが,いまだに現物に遭遇できないで…

『我,拗ね者として生涯を閉ず』

本田靖春 (2005年2月刊行,講談社,ISBN:4062125935) 伝記好きにはもってこいの600ページ本.

『ピーテル・ブリューゲル:ロマニズムとの共生』

幸福輝 (2005年3月刊行,ありな書房,ISBN:4756605850) 池上俊一書評を読むかぎり,ブリューゲルに関する偶像破壊的でとても興味が湧きそうな本だ.

『ウーファ物語(ストーリー):ある映画コンツェルンの歴史』

クラウス・クライマイアー (2005年1月刊行,鳥影社,ISBN:4886298729) 20世紀初めのドイツ映画界の頂点に立った巨大映画会社〈Ufa〉の栄枯盛衰の物語.ほほー,800ページ超ですか(食欲湧きますです).ナチスのゲッベルス宣伝相に取り込まれてからは第三…

『やっぱり美味しいものが好き』

ジェフリー・スタインガーデン (2005年3月10日刊行,文春文庫,ISBN:4167651483) うう,つい衝動買いということで…….

『歴史を〈読む〉:ヴィクトリア朝の思想と文化』

荻野昌利 (2005年2月25日刊行,英宝社,ISBN:4269711078) ラスキン,ダーウィン,ミルらの著作について言及されている.本の造りがイマイチなんだけどなあ.

『裁かれたキャンパスの神社:信州大学政教分離訴訟』

藤原英夫 (2005年3月10日刊行,あずさ書店,ISBN:4900354619) 先日の埼玉県農林総合研究センター集中講義の懇親会でこの話題について初めて知った.キャンパス内に昔からあった神社を国立大学がそのまま管理し続けるのは問題があるだろうという訴訟.ただ…

『高次元図形サイエンス』

宮崎興二(編) (2005年2月刊行,京都大学学術出版会,ISBN:4876986452) 高次元の世界をヴィジュアルに見せてくれるのだそうだ.あの戸田浩『次元の中の形たち[増補版]』(1990年9月刊行,日本評論社,ISBN:4535578669)に連なる内容の本なのだろうか.…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた』第2巻

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071320) 第14章「科学の本性についての対立する見方」と第15章「論争につけこむ」を読了.60ページほど.とてもおもしろい.前章に続いて,社会生物学批判派(ならびに反IQ運動)を…

『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた』第2巻

ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071320) 第12章「社会生物学論争の中のハムレットたち」と第13章「伝統の衝突」を読了.70ページほど.第1部での historiography を踏まえた第2部は,なかなか読み応えのある章が…

『The Nature of Scientific Evidence: Statistical, Philosophical, and Empirical Considerations』

M. L. Taper and S. R. Lele (eds.) (2004年,The University of Chicago Press, ISBN:0226789578) 常磐線〜高崎線での車中読書.まずは「Part 1: Scientific process」から.統計学の基本的な「ものの考え方」を概観する.知っている人にとっては必修項目…

『山と雲と蕃人と:台湾高山紀行』

鹿野忠雄 (2002年2月22日刊行,文遊社,ISBN: 4-89257-037-0) そういえば,台湾に消えたこの鹿野忠雄を深く敬愛している台湾と関わりが深いアリ研究者がいることをいま思い出した.

『ガリレオの指:現代科学を動かす10大理論』

ピーター・アトキンス (2004年12月31日刊行,早川書房,ISBN:4152086122) いただきものですので,ありがたく.[比較的薄くて450ページあまり]

『「読者」の誕生:活字文化はどのようにして定着したか』

香内三郎 (2004年12月10日刊行,晶文社,ISBN:4794966407) まあね,衝動買いみたいなもんでして.晶文社だし,本の本だし.[約550ページ]

『パースの生涯』

ジョゼフ・ブレント (2004年12月5日刊行,新書館,ISBN:4403120172) 溜まったbk1ポイントでもらいましたです.[約700ページ]