2013-01-01から1年間の記事一覧

『異端の統計学 ベイズ』

シャロン・バーチュ・マグレイン[冨永星訳] (2013年10月29日刊行,草思社,東京,510 pp., 本体価格2,400円,ISBN:9784794220011 → 版元ページ) 【目次】 序文,そして読者の皆さんへのただし書き 13第1部 黎明期の毀誉褒貶 19第1章 発見者に見捨てられ…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』打音(6)

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 増刷が決まった!(祝杯〜): ブクログ「『自然を名づける―なぜ生…

『ヴィジュアルコミュニケーション』

杉浦康平・松岡正剛(編) (1976年12月20日刊行,講談社[世界のグラフィックデザイン・1],東京,239 pp.) 巨大なヴィジュアル本.外箱に「BOOK OFF 500円」の値札が貼ってあったけど,見なかったことにしよう(汗).定価8,500円もするこの貴重書を500…

『Introduction to Evolutionary Genomics』

Saitou Naruya (2014年刊行予定,Springer Verlag[Series: Computational Biology, Vol. 17], Berlin, ISBN:9781447153030 [hbk] → 版元ページ) 来年はじめに出版されるとのこと.予価8000円.

『Codex Seraphinianus』

Luigi Serafini → http://www.rizzoliusa.com/book.php?isbn=9780847842131 → http://www.cetteadressecomportecinquantesignes.com/Luigi.Serafini.-.Codex.Seraphinianus.pdf [pdf]画像をじっと見ていたら, “向こうの世界” に逝きそうになった.ユングの…

『実在論と知識の自然化: 自然種の一般理論とその応用』

植原亮 (2013年12月刊行予定,勁草書房,東京,ISBN:9784326102273 → 近刊検索β|目次案)

『確率の出現』

イアン・ハッキング[広田すみれ・森元良太訳] (2013年12月28日刊行予定,慶應義塾大学出版会,東京,ISBN:9784766421033 → 版元ページ) ハッキングといえば何よりもまず統計学哲学者という刷り込みをワタクシは受けている.

『異端の統計学 ベイズ』

シャロン・バーチュ・マグレイン[冨永星訳] (2013年10月29日刊行,草思社,東京,ISBN:9784794220011 → 版元ページ) 翻訳されるべき本はちゃんと翻訳されるものだ.HONZ書評「『異端の統計学 ベイズ』 “信念”を数字に」(2013年10月29日).「統計学の世…

『Bayes or Bust? : A Critical Examination of Bayesian Confirmation Theory』オンライン配布

John Earman (1992年5月刊行,The MIT Press[Bradford Books], ISBN:0262050463 [hbk] → 版元ページ) いま調べてみたら,著者自身が自分のサイト〈John Earman Bibliography〉で,本書の pdf を一冊まるごとオンライン公開している.

『現代普遍論争入門』

D・アームストロング[秋葉剛史訳] (2013年10月刊行,春秋社[現代哲学への招待],東京,ISBN:9784393323373 → 版元ページ) 買わない理由がどこにも見つからないんですけど.彼の形而上学本は書棚の奥深くに潜んでいる: David M. Armstrong『Nominalism…

『兵隊を持ったアブラムシ』

青木重幸 (2013年10月刊行,丸善出版,東京,ISBN:9784621087923 → 版元ページ) 青木重幸の自伝でもあり伝説ともなった本書が復刻されるのはよろこばしい.Cf: 丸善出版ニュース「「兵隊を持ったアブラムシ」<どうぶつ社復刻>社会生物学論争に一石を投じ…

『石神井書林日録』

内堀弘 (2001年10月30日刊行,晶文社,東京,238 pp., ISBN:4794965087) 福岡市六本松の葦書房から届いた.月の輪書林本は持っているのに,石神井書林本は買い忘れていた.

『真珠の世界史:富と野望の五千年』

山田篤美 (2013年8月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2229],東京,4 color plates + x +309 pp., ISBN:9784121022295 → 版元ページ) 同じ著者による前著:山田篤美『黄金郷(エルドラド)伝説:スペインとイギリスの探険帝国主義』(2008年9月25日刊…

『かたき討ち:復讐の作法』

氏家幹人 (2013年10月8日刊行,草思社[草思社文庫・う11],東京,315 pp., ISBN:9784794220035 → 版元ページ) こりゃ,「倍返し」どころじゃないな…….

『呑めば、都:居酒屋の東京』

マイク・モラスキー (2012年10月25日刊行,筑摩書房,東京,347 pp., ISBN:9784480864185 → 版元ページ) 先日,三田の飲み屋で「これはおもしろいです!」と勧められた一冊.

『イザベラ・バード:旅に生きた英国婦人』

パット・バー[小野崎晶裕訳] (2013年10月10日刊行,講談社[講談社学術文庫],419 pp., ISBN:9784062922005 → 版元ページ) 文庫初訳のバード伝記.

『Biogeography of Australasia: A Molecular Analysis』

Michael Heads (2014年刊行予定,Cambridge University Press, Cambridge, ISBN:9781107041028) Michael Heads は植物体系学(汎生物地理学)分野で independent scientist として研究活動を続けている数少ないひとり.おそろしく productive で,しかもパ…

『公務員バッシングの研究:Sacrifice〈生け贄〉としての官』

中野雅至 (2013年7月25日刊行,明石書店,東京,ISBN:9784750338477 → 版元ページ) 600ページ超もあるらしい.

『古本の時間』

内堀弘 (2013年9月10日刊行,晶文社,東京,269 pp., ISBN:9784794969118 → 版元ページ ) 読了.まさに「蒐書日誌」だ. “牧歌的” ということばが “風花” のようにひらひら舞っていた.

『実録 ドイツで決闘した日本人』

菅野瑞治也 (2013年10月22日刊行,集英社[集英社新書ノンフィクション・0711N],東京,249 pp., ISBN:9784087207118 → 版元ページ) 十年ほど前に読んだ文化人類学者フランツ・ボアズの伝記:Douglas Cole『Franz Boas: The Early Years, 1858-1906』(19…

『Learning to Listen: The Jazz Journey of Gary Burton』

Gary Burton (2013年8月刊行,Berklee Press, Boston, x + 384 pp. + 32 color plates, ISBN:9780876391402 [pbk] → 版元ページ|著者サイト) 幼少のみぎりから “四本マレット” とは恐れ入るしかない.

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』打音(5)

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 新たな台風がまたまたやってくる: アマゾン・カスタマーレビュー「…

『本の世界はへんな世界』

高宮利行 (2012年11月27日刊行,雄松堂出版,東京,4 color plates + vi + 269 pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784841906189 → 目次|版元ページ) 農環研の公費購入本は基本的に「所属機関物品」として登録され,「消耗品」扱いにしてくれないからとても困る…

『ビューティフル・マインド:天才数学者の絶望と奇跡』

シルヴィア・ナサー[塩川優訳] (2013年11月近刊,新潮社[新潮文庫・シ-38-6],東京,ISBN:9784102184417 → 版元ページ) 10年前に出た初版の書評と目次:シルヴィア・ナサー[塩川優訳]『ビューティフル・マインド:天才数学者の絶望と奇跡』(2002年3…

『死の帝国:写真図説・奇想の納骨堂』

ポール・クドゥナリス[千葉喜久枝訳] (2013年10月1日刊行,創元社,東京,224 pp., ISBN:9784422143859 → 版元ページ)骸骨が大挙してご来室.Arvo Pärt を聴きながらガイコツたちを眺める昼休み.Memento mori とか Vita brevis とか.ホネまたホネ.お…

『The Correspondence of Charles Darwin, Volume 20: 1872』

Frederick Burkhardt et al. (ed.) (2013年7月刊行,Cambridge University Press[Series: The Correspondence of Charles Darwin], Cambridge,xlii+862 pp.,ISBN:9781107038448 [hbk] → 版元ページ|DCPページ) チャールズ・ダーウィン書簡集の最新刊…

『自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』打音(4)

キャロル・キサク・ヨーン[三中信宏・野中香方子訳] (2013年9月3日刊行,NTT出版,東京,vi+391 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784757160569 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 台風が毎週やってくる: 海の底には何がある?「クジラは魚である」…

『書物の来歴、読者の役割』

松田隆美(編) (2013年9月30日刊行,慶應義塾大学出版会[平成24年度極東証券寄付講座〈文献学の世界〉],東京,1 color plate+vi+193+69+2 pp.,本体価格3,000円, ISBN:9784766420913 → 版元ページ) 昨日の三田での講義のときに本書の “非売品バージョ…

『『百科全書』 情報の玉手箱をひもとく〜ドニ・ディドロ生誕300年記念〜』

鷲見洋一・小嶋竜寿(監修) (2013年10月刊行,慶應義塾図書館[第25回慶應義塾図書館貴重書展示会目録],東京,viii+92 pp.) 丸の内オアゾの丸善4階特設コーナーにて開催中の第25回慶應義塾図書館貴重書展示会〈『百科全書』 情報の玉手箱をひもとく〜ド…

『博物学の時間:大自然に学ぶサイエンス』

青木淳一 (2013年9月5日刊行,東京大学出版会,東京,x+197+4 pp., 本体価格2,800円,ISBN:9784130633383 → 目次|版元ページ) 8-2節「標本と文献は国家の財産」には,「一人の研究者が関与する分野の論文を集めるだけでも膨大な時間と費用を要する」(p. …