『ダーウィン展[カタログ]』

国立科学博物館渡辺政隆読売新聞東京本社事業開発部(編)

(2008年3月刊行,読売新聞東京本社,132 pp.,税込価格1,700円,ISBNなし)



いま上野の国立科学博物館で開催中の〈ダーウィン展〉の図録.132ページもあるりっぱなカタログで,チャールズ・ダーウィンの生きた時代と彼の進化論を取り巻いた当時の状況を,書簡やノート,そして生物の標本や関連エピソードを通して描き出す.特別寄稿とコラム以外の本文は渡辺さんが執筆したとのことだ.

なお,東京でのこの〈ダーウィン展〉の開催期間は2008年3月18日(火)〜6月22日(日).その後,大阪市立自然史博物館に場所を移し,2008年7月19日(土)〜9月21(日)まで開催される.




【目次】
謝辞 1
ごあいさつ(主催者) 2
ダーウィン展」日本開催にあたって(アメリカ自然史博物館長 エレン・V・フッター) 4


はじめに 7

第1章:ダーウィン誕生とその時代 8

[特別寄稿]チャールズ・ダーウィンの家族(リチャード・ダーウィンケインズ) 24
[特別寄稿]ウェッジウッド家とダーウィン家の絆(トーマス・ロウランド・ウェッジウッド) 26
[コラム]ダーウィン以前の生物学(山田格) 27

第2章:ビーグル号の航海 30

[コラム]ビーグル号と顕微鏡 58

第3章:ロンドン時代のダーウィン 60

[コラム]ダーウィンと人類学(坂上和弘・馬場悠男) 78
[コラム]ダーウィン進化論と鳥類学(西海功) 80

第4章:ダウンハウスのダーウィン 92

[コラム]ウラニワーズの始祖,ダーウィン(石田惣) 104
[コラム]ダーウィンと極限の地の甲虫類(上野俊一) 106

第5章:現代の進化学説 108

[コラム]ダーウィンとビーグル号の時代(鈴木一義) 126
[コラム]日本におけるダーウィン学説の受容(川田伸一郎) 128


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