植原亮
(2013年12月20日刊行,勁草書房,東京,vi+330+17 pp., 本体価格5,700円, ISBN:9784326102273 → 版元ページ)
【目次】
序章 自然主義の体系化に向けて 1
1 世界と認識の謎 1
2 実在論の予備的素描 4
3 問題設定と本書の構成 7
I 実在論の基本的枠組み――自然種の一般理論
第1章 自然種論の系譜 13
1 ロックの種の理論 13
2 帰納的一般化の理論 19
3 本質主義へ 24
4 自然種の一般理論へ 33
第2章 理論的問題 43
1 実在性 43
2 メカニズムと実在性をめぐる問題 46
3 分類の多元性・実在論・自然化された認識論 67
II 応用問題――個別領域への適用
第3章 生物種の存在論を構築する 73
1 個体説 75
2 個体説批判とその収容 83
3 問題点の検討 93
4 実在的対象の伝統的区分について――「個体と種」「類と種」 110
第4章 人工物は(どこまで)実在するのか 115
1 実在論の理論図式とその検討 117
2 独自性テーゼとその検討 132
3 成熟した実在論への方向 154
4 問題点の検討 164
III 知識の自然化
第5章 認識論の自然化 179
1 確実性の探究からの心理主義への転換 182
2 知識の定義をめぐる問題から心理主義の復興へ 187
3 知識の自然種論へ 192
第6章 知識を世界に位置づける 201
1 知識の自然種論 202
2 認識論的ニヒリズム――多様性からの議論 204
3 知識の多様性を収容する――生物学的観点の徹底 206
第7章 拡張する知識 217
1 信頼性主義のさらなる外在主義的性格 218
2 環境改変活動の位置づけ 223
3 知識は拡張する 232
4 理由の空間 254
第8章 知識のメカニズムと理論的統一性 257
1 メカニズムの解明へ 258
2 人間の知識を捉える 277
3 問題点の検討 288
結論 299
注 303
あとがき 323
文献一覧 [7-17]
事項索引 [3-6]
人名索引 [1-2]