『生物学の歴史』

中村禎里
(1983年3月5日刊行,河出書房新社,東京,327+48 pp., 0045-068302-0961)

今年3月に逝去されたとのこと.合掌.中村禎里といえば,生物学全体の通史としての本書とか個別史『ルィセンコ論争』(1967年11月刊行,みすず書房,東京)を大学院時代に読んで勉強した記憶がある.『近代生物学史論集』(2004年刊行,みすず書房,東京)もあるはずだが,東日本大震災で書棚が崩落してから行方不明のままだ.自宅の書棚を発掘したら民俗動物学の2冊が出てきた:『狸とその世界』(1990年4月20日刊行,朝日新聞社[朝日選書・400],東京,vi+254+xxv pp., ISBN:4022595000)と『日本人の動物観:変身譚の歴史』(1984年5月15日刊行,海鳴社,東京,viii+302 pp.).