『江戸の温泉三昧』

鈴木一夫

(2014年9月25日刊行,中央公論新社[中公文庫・す-22-3],東京,290 pp., ISBN:9784122060111版元ページ

元本:鈴木一夫『江戸の温泉三昧:温泉に癒される人々,温泉に生きる人々 』(2010年10月刊行,岩田書院,東京,ISBN:9784872946536版元ページ)を大幅に加筆改訂した文庫本.

【目次】
はじめに 14

I 温泉を楽しむ人々 25

 温泉での楽しみ 26 
  ひたすら湯にひたること 27
  飲んで騒いで 36
  温泉とグルメ 42
  ?裸?の付き合い 46
  湯治場に湯女あり 53
 温泉への旅人たち 62
  温泉で開眼した菅江真澄 —— 温泉好きに変身した文人 63
  本居大平における湯治の効能 —— 湯治場での風雅の交わり 79
  小林一茶の湯治場暮らし —— 湯治好きの俳諧師 88
  熱心に湯治する鈴木牧之 —— 湯治と温泉探検との間 101
  沼田藩士原正興のリフレッシュ休暇 —— 湯治場のお武家様 111
  能登屋甚三郎のグルメと買い物 —— 金沢町民の温泉観光 125

II 温泉の風景 135

 温泉地は変わる 136
  自然のなかの出湯 136
  湯治場の出現 155
  温泉のある暮らし 174
 湯宿と浴場 183
  湯宿ができる 183
  湯宿に泊まる 198
  湯を浴びる場 221
 湯治という生活習慣 247
  医療と保養とのあいだ 247
  湯治を楽しむ人々 261


あとがき 287