『江戸の温泉三昧』

鈴木一夫

(2014年9月25日刊行,中央公論新社[中公文庫・す-22-3],東京,290 pp., ISBN:9784122060111目次版元ページ

きのう北郷温泉に浸かりながら読んだ本.江戸時代の身分制とは関係なく温泉三昧.湯宿のルーツ,湯治文化の成立,江戸時代の温泉番付などなど,現代の温泉ブームをも髣髴とさせる記述がいたるところに.「温泉への旅人たち」の章では,菅江真澄小林一茶・鈴木牧之という当時の著名な “旅人”たちがいかに温泉を愛したかが描かれていてとても楽しい.