マーク・ジェイン,ジル・バレンタイン,サラ・L・ホロウェイ[杉山和明・二村太郎・荒又美陽・成瀬厚訳]
(2019年7月30日刊行,明石書店,東京, xvi+284 pp., 本体価格2,700円, ISBN:9784750348667 → 版元ページ)
グッドタイミングで着便.夏本番になり,来月はがんがん呑む機会が増えてくるだろうから,こういう役に立つ新刊をちゃんと読んで,うっかり油断して「binge drinker」にならないように気をつけましょうね>心当たりのあるみなみなさま.
【目次】
日本語版へのはしがき iii
謝辞 ix
序章 酒・飲酒・酩酊の地理 1
アルコール研究と地理学的アプローチ 3地理学と酒・飲酒・酩酊 10
秩序ある/なき空間を読み解く 17
第1章 都市 23
「飲酒の害悪」と近代都市 24ビンジ・シティ? 酒・飲酒・酩酊と現代の都市生活 34
おわりに 53
第2章 田園 55
田園における飲酒の理論化 56田園におけるアルコールと若者 64
おわりに 75
第3章 ホーム 81
ホームの欠如――イギリスにおける飲酒の地図を描く 81家庭内の飲酒実践、社会的意味、社会的差異 86
おわりに 107
第4章 ジェンダー 111
男性性、女性性とアルコール消費 112ジェンダー化された飲酒パターン、場所、目的 119
ジェンダー化された飲酒をめぐるさまざまな場面 122
おわりに 133
第5章 エスニシティ 137
禁欲というムスリムの文化 138不在の存在――パキスタン系ムスリム・コミュニティにおけるアルコール 144
夜間経済――出会いと社会結合へのインパクト 153
おわりに 160
第6章 世代 163
私の世代――記憶のなかのアルコールに対する態度と消費 164飲酒実践における世代間の連続性と非連続性 177
おわりに 193
第7章 感情と身体 199
アルコール消費の感情と身体の地理 200記憶 205
通過儀礼 210
感情的会話 217
おわりに 221
「もう一杯いかが?」――あとがき 223
付録1 事例研究と研究デザイン 227
付録2 ビンジ・ドリンキングの定義とアルコール量単位の解説 235
付録3 イギリス政府による全国統計の社会経済的分類 238
「酔いに任せてもう一杯」――訳者あとがき 239
文献一覧 [276-247]
索引 [282-277]