『土とワイン』目次

アリス・ファイアリング,.パスカリーヌ・ルペルティエ[小口高・鹿取みゆき(監修)|村松静枝訳]
(2019年12月28日刊行,エクスナレッジ,東京, 471 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-7678-2651-6版元ページ

ずいぶん前に手にしたフランスワインの “テロワール” 本:Charles Pomerol『Terroirs et vins de France: Itinéraires œnologiques et géologiques, 3e édition』(1990年刊行,Éditions du BRGM, Orléans, 350 pp., ISBN:2-7159-0106-2 [hbk])はワイン産地ごとの土壌や基盤岩の地質図がてんこ盛りだったが,今回手にした『土とワイン』も同じくらい “地質学” っぽい.地方ごとのテロワールがワインの品質に直結するからだろう.


【目次】
ワイン生産地の代表的な基盤岩マップ(pp. 4-5)

序章 ワインを生み出す土の世界 9

序文 11
はじめに 20
土壌とは 30
正しいワイン造りとは 49
ワインの味わい方 66

第1章 火成岩(凝灰岩を含む) 79

玄武岩質土壌 82
 イタリア —— マウント・エトナ
 アフリカ北西岸沖 —— スペイン領カナリア諸島
 アメリカ北西部 —— オレゴン州ウィラメット・ヴァレー
凝灰岩質土壌 112
 イタリア —— アルト・ピエモンテ
花崗岩質土壌 122
 フランス —— ローヌ北部/ロワール地方ミュスカデ/ボジョレー地方
 スペイン —— リアス・バイシャス地方
火成岩質土壌産ワインのテイスティングノート 188
火成岩質土壌の産地早分かり表 194

第2章 堆積岩 195

石灰岩質土壌 201
 フランス —— ブルゴーニュ地方/ジュラ地方/シャンパーニュ地方/ロワール地方 トゥーレーヌ/ロワール地方 トゥーレーヌ ヴーヴレとモンルイ・シュール・ロワール/ロワール地方 トゥーレーヌ シノン ブルグイユ サン・ニコラ・ド・ブルグイユ/ロワール地方 アンジュー・ブラン
 イタリア —— ピエモンテ地方/バルバレスコバローロ
 スペイン —— リオハ地方
シレックス(火打石)質土壌 338
頁岩(泥岩)質土壌 340
重粘土質土壌 344
砂利質土壌 346
 フランス ボルドー地方
珪藻岩質土壌 357
堆積岩質土壌産ワインのテイスティングノート 359
堆積岩質土壌の産地早分かり表 366

第3章 変成岩 369

粘板岩質土壌と片岩質土壌 372
 フランス —— ロワール地方アンジュー・ノワール/サヴニエール/ラングドック=ルーション地方/フォジェール/バニュルスとコリウール
 スペイン —— ガリシアの粘板岩質土壌地域
 ドイツ —— モーゼル地方
片麻岩質土壌 427
 オーストリア —— カンプタール地方
角閃岩質土壌 434
変成岩質土壌産ワインのテイスティングノート 435
変成岩質土壌の産地早分かり表 440

終章 フランス孤高の地アルザス 441

アルザスの五十一の認定区画とその土壌の母岩 446

終わりに 458
謝辞 460
プロフイール 465
索引 [471-466]