『ニルス・リューネ』読了

イェンス・ピータ・ヤコブセン[奥山裕介訳]
(2021年6月8日刊行,幻戯書房[ルリユール叢書],東京, 353 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86488-220-0目次版元ページ

三ヶ月がかりでやっと読了.翻訳文学とはもともと無縁だったせいか,この言葉の海は泳ぎきるのはなかなかたいへんだった.ヤコブセンの作品を踏まえたシェーンベルクの〈グアの歌〉は知ってるけど,イギリスの作曲家フレデリック・ディーリアスがこの『ニルス・リューネ』の登場人物を歌曲〈フェニモアとゲアダ〉をつくったと書かれている(p. 350).ちょっと気になる.ヤコブセンによるチャールズ・ダーウィン種の起源デンマーク語訳はどこかで公開されていないかな.