『神武天皇の歴史学』目次

外池昇
(2024年1月11日刊行,講談社講談社選書メチエ・794],東京, 263 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-06-534464-4版元ページ


【目次】

序章 現代の神武天皇 9

1 歴史学のなかの神武天皇 10
2 歴史教科書にみる神武天皇 16
3 神武天皇陵と橿原神宮 20

第1章 三ヵ所の神武天皇陵 29

1 元禄の修陵 30
2 本居宣長蒲生君平の説 38

第2章 攘夷の気運と幕末動乱 53

1 徳川斉昭の建議 54
2 奈良奉行川路聖謨宣長批判 64
3 孝明天皇の「叡念」 83

第3章 奈良奉行所与力の結論 91

1 中条良蔵の報告書 92
2 本居宣長蒲生君平への反論 104
3 結論は「神武田」(ミサンサイ) 111

第4章 文久の修陵 117

1 宇都宮藩戸田家の「建白」 118
2 孝明天皇の「御達」と神武天皇陵の「成功」 126

第5章 明治天皇の親祭 141

1 神武天皇陵前での「告文」 142
2 富岡鉄斎津久井清影の疑念と大沢清臣 153

第6章 橿原神宮と民間結社 171

1 勤王家・奥野陣七の奮闘 172
2 橿原神宮の鎮座と確執 189

第7章 消えない疑念 207

1 白野夏雲の危惧 208
2 お雇い外国人の視点 218

終章 紀元節から「建国記念の日」へ 225

 

あとがき 239
註 242
文献目録 253
索引 [263-260]