『全国水平社1922–1942 —— 差別と解放の苦悩』目次

朝治武
（2022年2月10日刊行，筑摩書房［ちくま新書・1631］，東京, 314 pp., 本体価格940円, ISBN:978-4-480-07453-9 → 版元ページ）

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【目次】
はじめに——全国水平社創立一〇〇周年 9

序章　近代の部落問題 27

　1　部落問題の成立 28
　2　部落問題の社会的波及 42

第１章　全国水平社の創立 59

　1　全国水平社創立の主体形成 60
　2　全国水平社創立の思想的背景 74
　3　組織構成と影響力 85

第２章　社会・無産勢力・権力 97

　1　社会からの視線 98
　2　無産勢力と議会進出 112
　3　支配権力と融和政策 124

第３章　部落差別と糺弾闘争 135

　1　徹底的糾弾の成立 136
　2　社会的糾弾への転換 150
　3　人民融和的糾弾への再転換 161

第４章　日本と世界への発信 173

　1　近代天皇制と身分制 174
　2　日本の被差別マイノリティ 183
　3　海外の被差別マイノリティ 196

第５章　思想的潮流と路線対立 213

　1　共産主義と無政府主義 214
　2　新共産主義と社会民主主義 226
　3　保守主義・国家主義・中間的潮流・部落民 238

第６章　全国水平社の消滅 251

　1　「満州事変」と反ファシズム 252
　2　日中全面戦争と水平運動の分岐 264
　3　アジア・太平洋戦争と全国水平社消滅 276参考文献 292
あとがき 311