セオドア・M・ポーター[藤垣裕子訳]
(2013年9月20日発行,みすず書房,東京,316+lxxiv pp.,本体価格6,000円,ISBN:9784622077817 → 版元ページ)
この著者はカール・ピアソン伝を書いた人だったのか:Theodore M. Porter『Karl Pearson : The Scientific Life in a Statistical Age』(2004年刊行,Princeton University Press,Princeton, ISBN:9780691126356 [pbk] → 目次礀版元ページ).ざっとブラウズしたところ,今回訳された本にもピアソンの話題に触れられた章があるようだ.
【目次】
日本語版(2013年)への序 3
序 9
謝辞 16
はじめに――客観性という文化 19
第一部 数の力
第1章 自然記述の技巧の世界 29
第2章 社会を記述する数値が妥当とされるまで 57
第3章 経済指標と科学の価値 77
第4章 定量化の政治哲学 108
第二部 信頼の技術
第5章 客観性に対抗する専門家――会計士と保険数理士 129
第6章 フランスの国家技術者と技術官僚の曖昧さ 159
第7章 アメリカ陸軍技術者と費用便益分析の興隆 200
第三部 政治的な科学者共同体
第8章 客観性と専門分野の政治 253
第9章 科学は共同体によってつくられている? 282
解題[藤垣裕子] 299
訳者あとがき 315
原註 [xli-lxxiv]
参考文献 [xii-xl]
索引 [i-xi]