『保全遺伝学入門』

R. Frankham, J. D. Ballou and D. A. Briscoe著

 [西田睦監訳/高橋洋山崎裕治・渡辺勝敏訳]

(2007年3月31日刊行, 文一総合出版ISBN:9784829910672



750ページを越える大著.このボリュームで「7,200円」は安いと言えるだろう.献本ありがとうございました.

“監訳”という役回りのあいまいさが災いのもと.人によって理解の仕方がちがっている.“監修”ということばは“編集”よりも強く「著作の監督業」という意味ですでに定着したことばだが,“監訳”が何を意味するかは実はまだ定着していない(“監修”の類推でいえば「翻訳の監督業」ということになるのだろうけど).しかし,この本のように,訳者と監訳者の役回りが明記されているのはたいへんわかりやすいし,それぞれの貢献が読者にはすぐに理解できる.

翻訳出版おめでとうございます.※さあ,次は『Phylogeography』だ!>西田さん.

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