ガイア・ヴィンス[野中香方子訳]
(2022年6月10日刊行,文藝春秋,東京, 404 pp., 本体価格2,500円, ISBN: 978-4-16-391553-1 → 版元ページ)
【目次】
序章 人間がいかに生物学的人類を超える種となったかについての物語へようこそ 7
創世記
第1章 概念:宇宙が誕生し地上で進化が働きはじめ人類が登場する 21第2章 誕生:ネアンデルタール人でなく人間を生き延びさせたもの 29
第1部 火
第3章 環境:火と道具を使って狩猟をする人間が環境を飼いならすまで 43第4章 脳を育てる:人間だけが火で脳を大きくし調理で身体を変えた 61
第5章 文化の爆発:文化は道具で身体能力を拡張し集団知で問題解決させる 81
第2部 言葉
第6章 物語:その発明が集団のメモリーバンクとして文化を伝達する 107第7章 言語:それはいかにはじまり思考と人格と集団を形成したか 139
第8章 話す:鷽とわさと名声の伝達が協力的な社会を強化した 169
第3部 美
第9章 所有:美しいものを持ち社会を美化する欲求が社会規範になる 197第10章 宝物:取引できる美が文化の好駅を生み世界をネットワークした 231
第11章 建築:人間世界を自然界と分離させた家と巨大都市 261
第4部 時間
第12章 時計:時間を意識することがいかに技術を進め人の生き方を変えたか 297第13章 理性:自らの直感に相反する客観的事実の認識が科学を生む 319
第14章 ホムニ:超協力的超個体として生物種を超えた集合性人類へ 343
謝辞 360
注 362
訳者あとがき[野中香方子] 399