瀧澤美奈子
(2019年7月25日刊行,ベレ出版,東京, 293 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-86064-575-5 → 版元ページ)
本書は最近書評した『南方熊楠のロンドン』の前に読んでおくべきだった本.うっかり見落としてしまった.
【目次】
序 なぜ今、150年前の科学雑誌を読むのか(本書の目的) 9
第1章 nature創刊に託された思い 19
第2章 ヴィクトリアンの科学論争 43
第3章 150年前の科学 71
I 150年前の自然科学の概略 72
II ダーウィンはどのようにnatureに登場したか 93
III ヴィクトリア朝時代の華麗な科学者ティンダル 119
第4章 なぜ国が科学にお金を出すのか 127
第5章 女子の高等教育 ―「壁」を越えた女子医学生たち― 149
第6章 チャレンジャー号の世界一周探検航海 183
第7章 モースの大森貝塚 225
第8章 nature誌上に見る150年前の日本 245
I 近代化前の日本は 外国人にどう映ったのか 246
II 近代化を始めた日本 271
付録 初期のnatureに何度も載った日本人 289
南方熊楠と “ネーチュール” 290
寺田寅彦と “ネチュアー” 292