林由華・衣畑智秀・木部暢子(編)
(2021年9月28日刊行,開拓社,東京, xviii+296 pp., 税込価格4,400円, ISBN:978-4-7589-2354-5 → 版元ページ)
言語系統学の論文集.しっかり読む価値があると思う.
【目次】
序詞(林由華・衣畑智秀) v
第I部 系統を考える
第1章 日琉諸語の系統分類と分岐について(トマ・ペラール) 2第2章 分岐学的手法に基づいた日琉諸語の系統分類の試み(五十嵐陽介) 17
第3章「日本祖語について」と『日本祖語の再建』―その継承と発展のために―(平子達也) 52
第II部 系統研究の可能性
第4章 DNAと言語をつなぐ(斎藤成也) 106第5章 琉球諸語研究における方言系統地理学の可能性(狩俣繁久・和智仲是・木村亮介) 129
第6章 方言群の時空間動態の統計的モデル化に向けての予備的考察(村脇有吾) 163
第III部 諸方言から歴史変化へ
第7章 琉球諸語と上代日本語からみた祖語の指示体系試論(衣畑智秀) 190第8章 方言研究から歴史変化を、歴史変化から方言解明へ(ウエイン・ローレンス) 214
第9章 不規則性の衰退―日本語方言の動詞形態法で起きていること―(佐々木冠) 229
第10章 八丈語の古層(金田章宏) 259
結詞(木部暢子) 285
索引 289
執筆者紹介 293