『進化理論の構造 I・II』登攀記録(第11章)

ティーヴン・ジェイ・グールド[渡辺政隆訳]
(2021年11月20日刊行,工作舎,東京, 808 + 1,120 pp., 本体価格9,000円 [I]/11,000円 [II],ISBN:978-4-87502-534-4 [I] | ISBN:978-4-87502-535-1 [II] → 目次 [I]目次 [II]版元ページ [I]版元ページ [II]

第11章の登攀記録:2022年1月27日(木)〜28日(金) ——

  • #進化理論の構造 第11章「個体発生と系統発生における拘束と適応[構造と機能]の統合——構造的な拘束、スパンドレル、大進化における外適応の重要性」の第1節「進化した機能の恒久的な物理学」(pp. 1614-1659)読了.ダーシー・トムソン,ステュアート・カウフマン,ブライアン・グッドウィンが登場. posted at 12:06:18
  • #進化理論の構造 第11章「個体発生と系統発生における拘束と適応[構造と機能]の統合——構造的な拘束、スパンドレル、大進化における外適応の重要性」の第2節「歴史の避けられない豊かなスパンドレルを外適応する」(pp. 1660-1733)読了.やっと気づいたが,このグールド本は読み手を選びまくっている posted at 13:59:17
  • #進化理論の構造 続)起源としては適応的ではなかった “スパンドレル(spandrel)” が,その後の “外適応(exaptation)” により現在的には “適合(aptation)” とみなされるという進化シナリオについて,グールドは手を変え品を変え説明している.あらためて「そういうことだったのか」と納得する. posted at 14:11:21
  • #進化理論の構造 続)適応か外適応かの判断には分岐図上での祖先形質状態の復元が必須だと言うグールドは,アンチ・クラディストにしてはとてもめずらしいことに,分岐学を褒めている(p. 1713). posted at 14:14:51
  • #進化理論の構造 第11章「個体発生と系統発生における拘束と適応[構造と機能]の統合——構造的な拘束、スパンドレル、大進化における外適応の重要性」の第3節「 外適応プール——概念の適切な定式と進化力の基盤」(pp. 1734-1767)読了.ここに来て “フランクリン” と “ミルトン” が初登場.うわ. posted at 15:05:11
  • #進化理論の構造 進化力(evolvability)の基礎として素材庫である「外適応プール(exaptive pool)」を想定し(p. 1743),その中身について論じる.能力としての “フランクリン” とモノとしての “ミルトン” という比喩が出てくるのだが(p. 1749),イマイチその実体がつかめない. posted at 15:10:56
  • #進化理論の構造 —— いずれにしても第11章(pp. 1613-1767)はこれにておしまい.残るは最後の第12章のみとなった. posted at 15:13:18