ティモシー・ワインガード[大津祥子訳]
(2023年6月10日刊行,青土社,東京, 578+xv pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-7917-7548-4 → 版元ページ)
【目次】
はじめに 7
第1章 蚊がもたらす有毒な双生児 —— マラリアと黄熱 13
第2章 適者生存 —— 熱の悪霊、フットボール、鎌状赤血球のセーフティ 41
第3章 ハマダラカ将軍 —— アテネからアレクサンドロスまで 74
第4章 蚊軍団 —— ローマ帝国の興亡 102
第5章 悔い改めない強情な蚊たち —— 宗教危機と十字軍 131
第6章 蚊軍団 —— チンギス・ハーンとモンゴル帝国 162
第7章 コロンブス交換 —— 蚊とグローバル・ヴィレッジ 175
第8章 偶然の征服者 —— アフリカ人奴隷制度と蚊が米大陸に加わる 205
第9章 順化 —— 蚊の環境、神話、アメリカの種 229
第10章 国家におけるならず者たち —— 蚊と英国の拡大 265
第11章 疾病という試験 —— 植民地戦争と新たな世界秩序 294
第12章 不可譲の刺咬 —— アメリカ独立戦争 319
第13章 蚊の傭兵たち —— 解放戦争と南北アメリカの発展 341
第14章 「明白な天命」と蚊 —— 綿花、奴隷制度、メキシコ、米国南部 363
第15章 自然界からの不吉な使い —— 南北戦争 380
第16章 蚊の正体を暴く —— 疾病と帝国主義 420
第17章 こちらがアンだ、君にとても会いたがっている —— 第二次世界大戦、ドクター・スース、DDT 455
第18章 沈黙の春とスーパーバグ —— 蚊の復活 493
第19章 今日の蚊と蚊媒介感染症 —— 絶滅の入り口? 513
終わりに 543
謝辞 550
註 556
参考文献 564
索引 [i-xv]