『GREEK TO ME:カンマの女王のギリシャ語をめぐる向こう見ずで知的な冒険』
メアリ・ノリス[竹内要江訳]
(2024年1月15日刊行、左右社、東京, 238 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-86528-403-4 → 目次|版元ページ)
読了。手練の校正者・校閲者として経験したエピソードを綴った前著:メアリ・ノリス[有好宏文訳]『カンマの女王:「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(2021年1月10日刊行,柏書房,東京, 本体価格2,000円, ISBN: 978-4-7601-5259-9 → 版元ページ)とはまた違った読後感を覚えた。本書はギリシャ一色。古代ギリシャ語・現代ギリシャ語にまつわる「ことばの話」はもちろんだが、ギリシャ紀行(ギリシャ本土・エーゲ海の島々・キプロスなど)がとりわけ光る。個人的には本書に登場する場所のマップがあればよかったと思う。おそらくわれわれ多くの日本の読者にとってギリシャあたりの地理は “Greek to us” だろうから。