『山と獣 —— 焼畑と祭りにみる山村の民俗誌』読了

山と獣 —— 焼畑と祭りにみる山村の民俗誌
須藤功
(2025年7月10日刊行、農山漁村文化協会、東京, viii + 302 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-540-25109-2目次版元ページ

読了。ついこないだ読み終えた:合原織部『「滅び」と生きる —— 宮崎県椎葉村における種間関係の動態』(2025年5月25日刊行、京都大学学術出版会、京都, 4 color plates + 4 + 272 pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-8140-0591-8書評目次版元ページ)の対象地域である宮崎県椎葉村も本書『山と獣』の舞台のひとつとなっている。焼畑農業と地域祭礼を論じながら、それぞれの地域ごとの自然環境と動植物のこと、そして狩猟文化についても考察する。

同じ地域を扱いながらも、本書と『「滅び」と生きる』とでは目のつけどころが大きく異なるのは興味深い。『「滅び」と生きる』とが共時的なアプローチであるとするならば、『山と獣』は継時的な視点ということになるだろうか。