『原典をめざして:古典文学のための書誌[新装普及版]』

橋本不美男

(2008年3月30日刊行,笠間書院ISBN:978-4-305-60304-3版元ページ

目次をみるかぎり,和書の textual criticism の本らしい.1974, 1983, 1995年と版を重ねている本なので,定評はあるのだろう.

【目次】
1 はじめに 3
2 古典作品の原典復原 『土佐日記』の場合 10
3 古典本文と孤本 25
4 古典作品と錯簡 『更級日記』の場合 42
5 古典作品の本文の混乱 57
6 装幀の歴史と種類 70
7 古典作品の本文異同I 編集過程における異同 118
8 古典作品の編集 160
9 古典作品の本文異同II 享受過程における異同 172
10 古典の本文と奥書 184
11 奥書の諸相 218
12 消息・贈答と詠歌 242
13 歌会と詠歌 257
14 詠草と色紙 280
あとがき 292