『系統体系学の世界:生物学の哲学とたどった道のり』刊行

三中信宏
(2018年4月20日刊行,勁草書房けいそうブックス],東京, 508 pp.[xii+430+lxvi pp.], 本体価格2,700円, ISBN:9784326154517版元ページコンパニオン・サイト

見本刷が着弾したのでスリスリしまくる.

バージャケットの写真は,ワタクシが10年あまり前にメキシコのオアハカにあるサント・ドミンゴ教会で撮ってきた正面入口真上の〈生命の樹レリーフ写真のアレンジ.メインタイトルが生命の樹に絡みつくように工夫されている.

〈けいそうブックス〉シリーズは「仮フランス装(仮上製)」という装丁スタイルを統一採用していて,ソフトカバーだけど折り込みによって “マチ” をつくっている.薄めの紙を使っているためか,ワタクシの本だと計508ページも頁数があるのに,“ツカ” の厚みは2.5cmしかない.

本文の文字組みはもうギュウギュウ詰めに.400字詰で1,300枚も書いたので,てっきり2巻本になるものと思い込んでいたら,創立70周年の出版社の意地を見せてみごとに1巻本に収めてしまった力技.

なお,本書の刊行に合わせて,けいそうビブリオフィルの「立ち読み」コーナーで,まえがきとあとがきが読めるようになるとのこと.