『文にあたる』目次

牟田都子
(2022年8月30日刊行,亜紀書房,東京, 255 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7505-1754-4版元ページ

この目次情報はせっせと手入力した.日本の出版社は十分な目次情報を版元ページで公開していないことが意外に多い. “ジャケ買い” でもないかぎり,目次を見ることなく購買意欲が湧き上がるのだろうかという素朴な疑念をワタクシはずっと抱き続けている.


【目次】
はじめに 8

1. 赤鉛筆ではなく鉛筆で 15

そんなことはない 16
サバをめぐる冒険 20
文章の強靭さ 24
アシカを疑えるか 28
どこまで赤くするか 31
全部読む仕事 35
誕生日はいつですか 39
水から水分が 43
あの日の空は 47
餌をやるのかあげるのか 51
意地の張り合い 54
わからないまま通すな 59
気持ちはわかる 62
好きな誤植 65
致命的な誤植 69
「本来は誤り」であっても 73
ためらい傷 78
人生の優先順位 83
すべての本に 88

2. 常に失敗している仕事 103

上手い人を見る 104
失敗のあとに 108
かんなをかけすぎてはいけない 111
罪悪感は必要なのか 115
学びの宝庫 118
訓練のある字 121
職人ではない 125
校正をされてみる 130
人の誤植は拾わない 135
大きな箇所ほど 139
文字の世界 142
教科書には書いていない 145
たった三つ 150
向いていない 153
紙も電子も 157
暗がりを残す 160
全部コピーさせてもらうなら 163
マッチングサイトがほしい 168

3. 探し続ける日々 175

辞書の買い方がわからなかった 176
タフでなければ 185
疑う力 193
小説のリアリティ 200
目を瞑っては 204
直径六十センチの木の実 208
新種の蝶を見つけるように 211
親指サックのシスターフッド 215
読者に気づかれない間違いはない 219
生みの親より 224
真夜中の三日月 227
残る本 231
転職を探す 235

 

おわりに 248
主要参考文献 251