[新][目]『生物学を進化させた男 エドワード・O・ウィルソン』
リチャード・ローズ[的場知之訳]
(2025年6月12日刊行、草思社、東京, 366 + xxxii pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-7942-2780-5 → 版元ページ)
【目次】
第1章 標本の日々 9
旅の心残り 14果てしない希望の地 18
「南太平洋物語」の地へ 24
「暁のアリ」を求めて 29
ニューギニアへ北上 34
ヨーロッパへ、旅の終わり 44
第2章 失われた世界 49
右眼の光を失った日 52放浪の日々 54
昆虫との出会い 56
少年時代最大の発見 62
ボーイスカウトに夢中 66
信仰 68
生物学者への道 70
アラバマ大学へ 75
第3章 自然淘汰 81
変異のメカニズムの解明 85遺伝学の進展 92
ウィルソンのキャリアアップ 95
父との別れ 100
ウィルソンを支えた人びと 102
第4章 切手収集家と若き成功者 107
シュレーディンガーの影響 110遺伝暗号を解読せよ 113
分子戦争 118
「進化生物学」誕生 125
第5章 フェロモンは語る 129
アリのフェロモンの発見 132道しるべフェロモンを解明せよ 136
アリはなぜ死体を放置するのか? 143
その他のフェロモン 149
第6章 キーズ 153
ロバート・マッカーサーの経歴 157分子戦争の幕切れ 163
次なる研究へ 166
新たな生活、仲間 172
自然実験 175
実験がもたらした大きな成果 185
第7章 新地平 191
『昆虫の社会』出版 194農耕タイプのアリ 203
何がアリの複雑性を生むのか 206
脊椎動物への拡張——『社会生物学』 211
第8章 アンビバレンス 217
ハミルトンとはだれか 222ハミルトンがウィルソンにもたらしたもの 226
『社会生物学』誕生 229
社会の分類 237
第9章 人間の本性 245
『社会生物学』の反響 253反対意見の拡大 255
社会生物学論争へ 263
第10章 深遠なるもの 269
人間性を科学的に突き詰めた先 272宗教の社会生物学的意味 276
マーガレット・ミードが語ったこと 282
氷水事件 287
第11章 境界線を越えて 299
種の多様性のために 301自然保護活動家へ 304
単一・大規模か、複数・小規模か 308
生物多様性の重要性を啓蒙する 312
第12章 リンネ再び 321
全生物種の目録を作る 325クラフォード賞、二度目のピューリッツァー賞 332
再びアリの世界へ 337
群淘汰をどう考えるべきか 341
新たなフィールドワーク 347
第13章 折り紙 351
ウィルソンの功績 357折り紙の数理 361
謝辞 364
参考文献 [XIX-XXXII]
原注 [I-XVIII]