『イタリア食紀行 —— 南北1200キロの農山漁村と郷土料理』読了

大石尚子
(2025年4月25日刊行、中央公論新社中公新書・2853]、東京, 4 color plates + 264 pp., 本体価格1,100円, ISBN:978-4-12-102853-2目次版元ページ

北はアルプス山麓に始まり、南はシチリアからサルデーニャにいたるイタリアの南北食文化を通観できる本。同時に、イタリア国内それぞれの地域での農業を通じた地域再生アグリツーリズムスローフード運動などの視点から、農業をめぐる社会問題への取り組みが論じられている。ただのイタリア料理本ではない。