2006-01-01から1年間の記事一覧
Peter D. Ward (2006年10月30日刊行,The National Academies Press, ISBN:0309100615[hbk]) 各章の要旨(前半)序論では,地球上の生命の歴史を考える上で,全生物に等しく影響を及ぼしてきた環境要因,とりわけ酸素という元素の長期的変動が酸素呼吸を…
清水安雄(写真)・産業編集センター(編) (2006年3月20日刊行,産業編集センター[〈私のとっておき〉シリーズ], ISBN:4916199790) しばらく前に読んだ中国古鎮遊編集部(編)『中国・江南:日本人の知らない秘密の街 幻影の村34』(2006年5月5日刊行…
萩原光徳 (2006年12月刊行,共立出版[アルゴリズム・サイエンス・シリーズ6【数理技法編】],ISBN:4320121724) 先日,書店店頭でブツを見た.いわゆる「計算複雑性理論」の本.しばらく迷って棚に戻したが…….
チャールズ・ライエル (2006年12月刊行,朝倉書店[科学史ライブラリー],ISBN:4254105878) このシリーズはときどき「えっ」という原典の訳を出してくれる.今回訳出されたライエルの『原理』は抄訳らしい.
イアン・ハッキング (2006年12月刊行,岩波書店,ISBN:4000241591) 個人的には「何がハッキングを構成したのか」に関心があるのですが…….
須賀敦子 (2006年12月20日刊行,河出書房新社[河出文庫す4-3],ISBN:4309420524) 第2巻の構成は,「ヴェネツィアの宿|トリエステの坂道|エッセイ(1957〜1992)」.続刊(第3〜8巻)も来年以降に隔月で刊行されるのだろう.→版元ページ.
Aviezer Tucker (2004年刊行,Cambridge University Press,ISBN:0521834155) 【目次】Introduction: The Philosophy of Historiography 1The Philosophy of Scientific Historiography 3 Historiographic Knowledge 6 Philosophy of Historiographic Inte…
金子之史 (2007年12月中旬刊行予定,東京大学出版会[ナチュラル・ヒストリー・シリーズ], ISBN:4130601881) 【目次】 第1章 ネズミ研究への出発 第2章 分類と分布 第3章 日本のネズミ類I――分類 第4章 日本のネズミ類II――分布 第5章 生物地理学…
井口壽乃 (2000年12月5日刊行,彩流社,ISBN:4-88202-684-8) 本編270ページをイッキに歩き読む.1919年のハンガリー革命前後の泡立つ感じが伝わってくる.主人公はモホイ=ナジ・ラースローとカシャーク・ラヨシュ.第一次世界大戦をはさんで,モホイ=ナジ…
Mario A. Di Gregorio and N.W. Gill (eds.) (forthcoming,Garland) 既刊の第1巻は単行本のマルジナリア,近刊の第2巻は雑誌のマルジナリア,そして最終巻である第3巻(未刊)はその他の刊行物のマルジナリアだそうだ.
Mario A. Di Gregorio and N.W. Gill (eds.) (1990年刊行,Garland[Garland Reference Library of the Humanities, Volume 7],ISBN:0824066391)
Dale Jacquette (ed.) (2007年12月刊行,Elsevier[Handbook of the Philosophy of Science: Volume 5],ISBN:0444515410) 全1200ページ余.→目次構成.
Dov M. Gabby, Paul Thegard, and Joh Woods (eds.) (2007〜2008年刊行予定,Elsevier) 今月から現物が届き始めた.頁数も重量も価格も,すべてにわたって重厚長大.叢書全体の構成はすでに公開されている.これを見ると,物理学や数学の哲学といった古参…
NPO法人サイエンス・コミュニケーション+日本評論社編集部(編著) (2006年11月20日刊行,日本評論社,ISBN:4535784140) 【書評】※Copyright 2006 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved するすると読了.この手の本は“高速読書”に向いている.ぼくら…
三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495→詳細目次|第2刷での修正点|反響録) 霜月も終わり,師走.さあ,走らねば−− 独り言:松永俊男さん[書評] http://www.andrew.ac.jp/sociology/teach…
NPO法人サイエンス・コミュニケーション+日本評論社編集部(編著) (2006年11月20日刊行,日本評論社,ISBN:4535784140) →版元ページ 【目次】 はじめに i 大学院用語の基礎知識 vi第1部 大学院サバイバル入門1章 大学院進学ケーススタディー 2 ケース(…
Mario A. Di Gregorio (2005年6月刊行,Vandenhoeck & Ruprecht[Religion, Theologie und Naturwissenschaft : Band 003], Göttingen, 637 pp., ISBN:3-525-56972-6 [hbk] → 目次|版元ページ) 先日,この伝記の存在に気づいて,すぐに調べてみたら,た…
Mario A. Di Gregorio (2005年6月刊行,Vandenhoeck & Ruprecht[Religion, Theologie und Naturwissenschaft : Band 003], Göttingen, 637 pp., ISBN:3525569726 [hbk] → 書評|版元ページ) 【目次】 AcknowledgmentsPart I : Development or FaustIntro…
樹下龍児 (2006年11月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫:キ-15-1], ISBN:4480090312) 文庫書き下ろし.日本固有の模様からはじまり,唐草のような海外から渡来してきた模様が絡みつく.第2章前半では日本での唐草模様の変遷が跡づけられている.以前…
かたちあるものはいずれなくなる —— 「え?」と不意を突かれた気がするが,〈The Lennox Hill Bookstore〉は今年始め(あるいは昨年暮れ)に廃業してしまったらしい(→参考ブログ記事).リン・ティルマン『ブックストア:ニューヨークでもっとも愛された書…
ポール・コリンズ(中尾真理訳) (2005年2月5日刊行,晶文社[シリーズ 愛書・探書・蔵書], ISBN:4794926650) 「ヘイ・オン・ワイ」つながり−−買ったままずっと放置していた本だったが,今朝方の“Hay-on-Wye”エピソードに刺激されて手に取る.第12章まで…
博物学系古書店としての164年の歴史を閉じた Wheldon & Wesley 書店の在庫についての後日譚が,まったく予期せず TaxaCom に配信された.廃業後の同書店の在庫は,オランダの古書店〈Hermann L. Strack〉によって,昨年,ウェールズの「古書王国」として有名…
Olaf Breidbach (2006年8月刊行,Prestel,ISBN:3791336630) 全体をざっと見渡す.序言の中で,著者は,本書はヘッケルに関する伝記でもなければ彼の科学上の業績についての包括的な論考でもなく,むしろ彼自身の描いた絵(Bilden) — 図版,水彩画,そし…
Robert J. Richards (2007年刊行予定,The University of Chicago Press,ISBN:9780226712147) Richards教授はすっかりドイツ観念論生物学づいているな.著者サイトに第1章のサンプルが公開されている. 追記:版元によると「Spring 2008」に出版予定との…
Mario A. Di Gregorio (2005年6月刊行,Vandenhoeck & Ruprecht[Religion, Theologie und Naturwissenschaft : Band 003], Göttingen, 637 pp., ISBN:3525569726 [hbk] → 版元ページ) ほんと完全に見落としてました.反省反省.700ページほどもある大冊…
Olaf Breidbach (2006年8月刊行,Prestel,ISBN:3791336630 → 版元ページ) ずいぶん前に研究室に届いていたヘッケル伝があまりに巨大なので,そのまま敷石のごとく机の上にずっと安置しておいたのだが,今日しげしげと中身をチェックした 彼が長年にわたっ…
Daniel Andler et al. (eds.) (2006年3月31日刊行,慶應義塾大学21世紀COE心の統合的研究センター, ISBN:4902578050)
中国古鎮遊編集部(編) (2006年5月5日刊行,ダイヤモンド社[地球の歩き方Books], ISBN:4478079536) ゆるゆると読了.中国・江南地方(上海から杭州・蘇州にかけてのエリア)に広がる水郷地帯のあちこちに点在する古鎮(昔からある集落)をまわって歩い…
高野潤 (2006年8月25日刊行,新潮社,ISBN:4103015713) 『アマゾン源流生活』(2006年1月11日刊行,平凡社,ISBN:4582832970→目次|書評)の著者によるアンデスの「蘭」の本.午前中に読了.熱帯高山地帯の雲霧林に咲く野生蘭の生態写真が主だが,本文はや…
塚谷裕一 (2006年10月25日刊行,中央公論新社[中公新書1870], ISBN:4121018702) 【目次】1. おいしいドリアン 1-1 ドリアンは臭くない 2 1-2 ドリアンが臭いと感じる人もいる 4 1-3 香りの感じ方 7 1-4 ドリアンの香りをめぐる論争 12 1-5 おいしいドリ…