坂口謹一郎
(1974年11月20日刊行,講談社,東京,302 pp.)
筑波西武で7月17日まで開催されている〈夏の古本市〉.ちょいと覗いてみたら,フロアいっぱいにいくつかの古書店が店開きしていた.予想よりも大規模.ひと回りするだけでも楽しい.古書の品揃えはやや重複があって,めぼしいところでは音楽・美術・映画方面,戦記ものをふくむ歴史書が主体.ただし,図録や図鑑類の出品がかなり多かったので,行く価値はある.
この古書市で,ワタクシは,坂口謹一郎のエッセイ集『古酒新酒』(1974年11月20日刊行,講談社,東京,302 pp.)をたった420円で買ってしまった.装幀者は,この著者の多くの本を手がけた田村義也.参照:田村義也『のの字ものがたり』(1996年3月25日刊行, 朝日新聞社, ISBN:4022567856 → 書評)|坂口謹一郎『日本の酒』(2007年8月17日刊行, 岩波書店[岩波文庫 青 33-945-1], ISBN:9784003394519 → 書評).